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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百九十八話 戦闘ーバトルーその九

「これまで汗を流してきたな」
「それで、ですか」
「強くなって身に着いてだ」
 訓練の中で培ったものがというのだ。
「それでだ」
「今はですね」
「そうして戦えている」
「そうなんですね」
「だからだ」 
 スナイプはさらに言った。
「いいな、その強さでだ」
「今は戦っていくんですね」
「そうしていくぞ」
「確かに強くなった」
 ブレイブも言ってきた。
「しかしだ」
「それでもですか」
「油断はするな」
 忠告も忘れなかった。
「絶対にな」
「この通りだ」
 スナイプはまた告げた、そうしつつ砲撃を冷静に行っている。それでバグスター達を的確に倒していっている。
「敵は多い」
「しかも次から次に出て来るな」
「はい」
 ネモは状況を見て険しい目で答えた。
「何百といます」
「スサノオは出せるだけ出せる」
「そう出来るからだ」
「幾ら強くなっても油断するな」
「敵は神ということを忘れるな」
「わかりました、油断しません」 
 ネモは正直に述べた。
「そのうえで戦います」
「そうしろ、いいな」
「厳しい戦いになるからな」 
 ブレイブもスナイプも本気の返事だった、そうしてだった。
 戦士達は最初から激しい戦いを展開しかつ油断しなかった、そのうえで。
 次から次に出て来るバグスター達を倒していく、そこで。
 ギルタンは戦局を見てエグゼイドに尋ねた。
「宝生さん、いいでしょうか」
「どうしたのかな」
「敵の右翼を衝きたいのですが」
 こう提案するのだった。
「これより」
「敵が手薄だからだね」
「はい、正面から攻めるばかりで」
 今の彼等はというのだ。
「側面は隙だらけで」
「特に右がだね」
「そうなっていますから」
「そうだね、君と」
 エグゼイドはギルタンに返した。
「ガレス君、ジョウ君でね」
「三人で、ですか」
「攻めてくれるかな」
「俺達もですか」
「右からですか」
「うん、一人では戦力が足りないから」
 だからだというのだ。
「ここはね」
「三人で攻めるですね」
「俺とガレスも含めて」
「そうして欲しいんだ」
 ガレスとジョウに答えた。
「横から攻めるなら」
「それでじゃあ正面の戦力が足りなくなりませんか」  
 ギルタンはエグゼイドに問い返した。
「そうなりませんか」
「いや、ここは僕達が食い止めるよ」
 エグゼイドはギルタンのその問いにも答えた。 
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