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八条学園騒動記

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第六百五十四話 マッコリにしてもその五

「民を徹底的に虐げていた」
「そこまで酷かったか」
「だから魔除けにもあった」
 そちらにもというのだ。
「多くもの災厄除けの中にな」
「官災除けもか」
「あった」
 まさにそれもというのだ。
「それだけ多くてな」
「酷かったか」
「冷静に見てエウロパ貴族より酷かった」
 連合では悪とされている彼等以上にというのだ。
「兎に角な」
「貴族より酷いってないね」
 ロミオはそのことに驚いて述べた。
「流石に」
「しかし実際にだ」
「そこまで腐ってたんだね」
「政争と搾取ばかりでな」
 そうしてというのだ。
「政治はしなかった、政争は政治でなく相手の言葉尻を取ったりしてな」
「やっていたんだ」
「どうでもいい様なことを問題と言い出したりしてな」
「相手を追い落として」
「自分達が権力を握ることだけをな」
 まさにというのだ。
「考えていて動いて搾取もな」
「徹底的にだね」
「行っていて税を納められないと拷問だ」
 民をそれに処したというのだ。
「酷い時にはその時の気分でな」
「拷問していたんだ」
「そんな状況だったからな」
「貧しかったんだ」
「只でさえ土地は寒くて痩せていた」
 地球にあった頃の韓国はというのだ。
「資源もなくてな」
「元々貧しかったんだ」
「そして周りは大国ばかりだった」
「日本や中国だな」
 タムタムはその大国が何処かすぐにわかった。
「それにモンゴルだな」
「モンゴルだけじゃなくて北の遊牧民自体がな」
「脅威だったか」
「それがロシアになってやがてアメリカも来た」
「本当に大国ばかりだったか」
「だから余計に辛かった」
 自分達は貧しいが周りは大国ばかりでだ。
「そんな国に日本が来てもだ」
「奪うものはなかったな」
「実際になかった」
「それが真実だな」
「今の韓国はあるが」
 この時代ではというのだ。 
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