| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百九十二話 地獄の訓練その八

「何かしてくれたら困る」
「だからな」
 それでというのだ。
「絶対に起こすなよ」
「というかこのおっさんだけ何もしない」
 リムは核心を衝いた。
「まさに無駄飯食い」
「こんなことでいいんですか」
 ノアは口をへの字にさせて述べた。
「ですが確かにお話を聞きますと」
「そう、この人トラブルメーカーだからね」
 アカリも話した。
「絶対によ」
「起こしたら駄目ですね」
「寝ている時もいびきが五月蠅いけれど」
 それでもというのだ。
「起きたらね」
「とんでもないことしかしないからですね」
「だからね」
 ユルセンの言う通りにというのだ。
「いいわね」
「起こさないで、ですね」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「やっていってね」
「仕方ないですね」
「ライダーの関係者の方で一番の役立たずですが」
 ファウははっきりと言った。
「動くと動くで一番の問題児というのも」
「お寺でも働かないしね」
「こんな風でね」
 シブヤとナリタも話した。
「食べて寝てばかりで」
「何もしないからね」
「ではこの人は置いておいて」
「俺達でやっていこう」
「訓練も他のこともね」
「よくわかりました、まあいやらしくないだけましですね」
 ファウはそれはよしとした。
「セクハラやパワハラはないことは」
「老害だけれどな」
 ユルセンははっきりと言った。
「充分以上に」
「それはそうですね」
 ファウもそれはと頷いた。
「この人は」
「そうだろ」
「見事なまでに」
「けれど確かにな」
「セクハラやパワハラはないですね」
「食って寝るだけでな」
 それだけでというのだ。
「本当にな」
「そうしたことはしないですね」
「そこは確かにいいな」
「それは何よりですね」
「ああ、だったらな」
 それならというのだ。
「そうした奴よりましなおっさんってことでな」
「考えておきますね」
「そういうことでな」
「よくわかりました」 
 ファウも頷いた、そして。
 深海がここでこう言った。
「明日も訓練だからな」
「それでよく食べて」
「よく寝ることだ」
 巨大な肉を食べる魔王に話した。
「いいな」
「よくわかったわ」
「さもないとだ」
「明日も満足に訓練出来ないから」
「それでだ」
 だからこそというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧