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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百九十二話 地獄の訓練その五

「危急の用がない限りはだ」
「訓練だね」
「そうだ、あと俺は社長だからな」 
 経営者であり責任者だからだというのだ、二ノ宮は戦闘の場合においてもそれはしっかりと頭に入れているのだ。
 それでだ、今もこう言うのだ。
「そこはだ」
「しっかりとなんだ」
「そうだ」 
 まさにというのだ。
「やっていく」
「やはり社長がいないと困る」
 豚教官はこのことを指摘した。
「どうしてもな」
「そうなんですよね、やっぱり社長が会社の経営者で責任者ですから」
 ランガも言った。
「お仕事をしてもらわないと」
「困る」
「会社としてはそうなんですよね」
「だからだ」
 二ノ宮はまた言った。
「それはしていく、だが訓練もな」
「そちらもだね」
「していく」
 ここでも天空寺に強い声で話した。
「だからな」
「安心してだね」
「訓練をしていってくれ」
「けれど大丈夫かな」
 天空寺は二ノ宮の話をここまで聞いて彼に問うた。
「会社のお仕事に訓練もって」
「大丈夫だ、寝ることは寝るからな」
 これが二ノ宮の返事だった。
「だからな」
「それで、ですか」
「そうだ、身体のことはだ」
 全くというのだ。
「心配するな、寝ないとな」
「身体がもたないしね」
「ここに来た時は肉体労働で一日十六時間だった」
 二ノ宮はその時のことも話した。
「風呂も一月に一回、ザコ寝で疲れなんてな」
「取れないね、それじゃあ」
「どうしても」
 シブヤもナリタもそれではとなった。
「それでね」
「過労になるね」
「しかし寝ることは寝ていた」
 二ノ宮はシブヤとナリタにも話した。
「だからな」
「それでなんだ」
「俺は大丈夫だ」
「寝ているから」
「しっかりしたものを食ってな、だからだ」
 それでというのだ。
「やっていく」
「この人無闇に生命力ありますよ」
 迷宮蟻Aも言ってきた。
「ですから」
「大丈夫なんだ」
「疲れたらどうにかなる前に休みますし」 
 そうするというのだ。
「ですから」
「それじゃあ」
「はい、この人は過労はないです」
「そうだ、過労で倒れる位ならさぼる」
 二ノ宮はここでも堂々と言い切った。
「だからな」
「訓練もお仕事もだね」
「やっていく、では今日は風呂からあがったら飯食って寝るぞ」
 こう言って実際にだった。
 二ノ宮は風呂から出ると食事を済ませ歯を磨いて寝た、そして翌朝日の出と共に訓練に出たが八時になると。
 会社にいた、そこで仕事をしつつ言うのだった。 
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