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八条学園騒動記

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第六百五十三話 皇帝と王の違いその九

「一方的にな」
「ロシアに懐いているんだね」
「そうだ、どうもああした国に懐く」
 韓国はというのだ。
「一方的に強い敵にな」
「モンゴルに似ているというが」
 タムタムは真剣な顔で述べた。
「ロシアは」
「そうだな」
「元々モンゴルの支配を受けていた」
「モンゴル帝国だな」
「そちらもそうだったな」
「物凄いことやられた」
 洪童は韓国の教科書にはほぼ載ってないことを話した。
「高麗の時にな」
「そうだったな」
「無慈悲に攻められてだ」 
 そうしてというのだ。
「服従させられてな」
「その後もだな」
「過酷な統治を受けた」
「モンゴルは攻める時は容赦はないが」
 実はそうであったのだ、この国の統治は実は穏健であった。
「攻める時はな」
「無慈悲だな」
「しかし高麗はな」
「負けて従うと言ってな」
 そのうえでだ。
「常に背いてな」
「モンゴルも怒ったな」
「そしてだ」
「徹底的な統治を受けたな」
「略奪、人攫いは自由だった」
 洪童はその統治のことを具体的に話した。
「そしてモンゴル人は宮廷でも横柄だった」
「まさに自分達が主だとだな」
「そう言ってだ」
 そのうえでだったのだ。
「無慈悲だった」
「そうだったな」
「そしてロシアも過酷な統治を受けたな」
「あの国もな」
 元王朝の中国統治はそれを考えるとかなり穏健だったと言えるだろうか。
「それでモンゴルの影響を受けてだ」
「モンゴルのやり方を身に着けているな」
「それでだ」
「モンゴルの様にだな」
「容赦しない」
 敵にはというのだ。
「力でな」
「言うことを聞かせるな」
「そうした国だな」
 タムタムも言った。
「あの国は」
「韓国はいつもいきなりだ」
「相手の思わないことをするな」
「相手がこっちが何をしてくるか考える間にな」 
 読もうとするその時にというのだ。 
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