仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百九十一話 迷宮カンパニーからその七
「二ノ宮の兄さんよりずっとな」
「酷いわね」
「二ノ宮の兄さんはちゃんと生活の糧整えて働かないだろ」
「もうそれだけの資産を手に入れてね」
「それはもうニートでもな」
「いいわね」
「ちゃんと税金も納めてるしな」
このこともクリアーしているというのだ。
「だからな」
「そういえば仙人さん税金納めてるかしら」
「どうだろうな」
「そんなことは気にするな」
仙人は憮然として返した。
「細かいことはな」
「細かいことかな」
鰐の様なリザードマンを思わせる外見の青年も来た。
「何かとんでもない人もいるね」
「お前も来たか」
「うん、ちょっとね」
青年は二ノ宮に穏やかな態度で答えた。
「来たよ」
「そうか、それでこの人達がな」
「仮面ライダーかな」
「そうだ」
こう青年に話した。
「それでもうこちらのこともな」
「お話したんだ」
「そうした」
「そうなんだね、僕はワニベといいます」
青年はライダー達に名乗った。
「宜しくお願いします」
「こちらこそな、それでだが」
深海はワニベに応えつつ話した。
「そちらの世界でスサノオと戦っている者はまだいるな」
「そうだ、結構いる」
二ノ宮が答えた。
「リム以外の戦闘要員もな」
「そうか、ならこれからだ」
深海は二ノ宮の返事を聞いて言った。
「あんた達の世界に案内してくれるか」
「俺達の世界にか」
「そしてだ」
「オルフェノクと戦うか」
「あんた達と一緒にな」
「わかった、じゃあ今から案内する」
二ノ宮は深海の言葉を受けて答えた。
「俺達の世界にな」
「宜しく頼む」
「門はすぐそこにあるから」
リムが言ってきた。
「行こう」
「すぐそこ?」
天空寺が問うた。
「何処かな」
「そう、このお寺の裏庭」
そこにあるというのだ。
「そこに行こう」
「そこにあるんだ」
「そう、じゃあ来て」
「それじゃあね」
「では今から行って」
カノンも言った。
「そしてそちらの世界でもそれぞれの世界のことをお話しましょう」
「それがいいな、しかしオルフェノクのことも聞いたが」
二ノ宮は腕を組んでその目を鋭くさせて言った。
「なっても溺れたら終わりだな」
「その力にね」
「ああ、その力を金儲けにでも使えばいいが」
カノンに冷徹な声で述べた。
「人殺しだの暴れる為だけだのな」
「使う気はないのね、貴方は」
「俺はそんな趣味はないからな」
「やっぱりお金ね」
「金を儲けてネオニートにはなりたいが」
それでもというのだ。
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