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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」

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エルザとリートのタッグ

 
前書き
基本原作とあまり変えずにやってるんですよねぇ 

 
『駅のホーム』

ナツ達と鉄の森のメンバーは、お互いに対峙していた。

「くるなら来なさいよ!こっちはフェアリーテイルの最強チームよ!覚悟しなさい!」

「まーだそんな事を言ってんのかよ...」

ルーシィはナツ達より後ろに下がり、強気に叫んでいた。

「後は任せたぞ、オレは笛を吹きに行く。身の程知らずなハエどもに鉄の森の闇の力を思い知らせてやれ」

そういうとエリゴールは、ホームの窓を割って飛び去っていく。

「逃げるのか!エリゴール!!」

「くそっ向こうのブロックかよ!」

「ナツ!グレイ!お前らはエリゴールを追え!奴が呪歌をこの駅で使う気ならなんとしても止める必要がある!ここはオレとエルザで何とかする!」

エリゴールを野放しに出来ないと判断したリートは、ナツとグレイに指示をだした。
それにエルザが反応した。

「何を言っている!リートもナツ達の方へ...」

リートもナツ達と一緒に行かせようとするエルザだが、リートはそれを否定する。

「無理すんなよエルザ、いつものお前ならともかく魔導四輪で魔力があまり残ってないお前じゃ倒すことはできても、ルーシィ達を守りながら戦うのはキツイハズだろ?俺ら3人の内1人はここに残った方が確実だ」

エルザは少しだけ考えてから答えた。

「...わかった...ナツ!グレイ!エリゴールを追え!二人で力を合わせれば必ず勝てる!」

「「むむっ...」」



「「聞いているのか!!!」」



「「も...もちろん!」」

二人に怒鳴られたナツとグレイは、エリゴールを走って追いかけていった。

「最強チーム解散...」

「二人逃げたぞ」

「エリゴールさんを追う気か」

「任せな」

鉄の森のメンバー、レイユールが指先からロープを伸ばして後を追う。
そして、それに続いてカゲヤマも動き出した。

「こっちも!青髪も許せねぇがあのサクラ頭も許さねぇ!先にあいつを仕留めて、その次はてめぇだ青髪!!」

「てめぇじゃ無理だ、ナツには勝てねぇよ」

「っち!」

カゲヤマも影に潜って、ナツ達を追いかけて行った。

「あらあらレイユールもカゲも好戦的だのぅ、あんなの放っておいてお姉ちゃん達と遊んだ方が楽しいだろうに」

「作戦の為だよ。お前よりずぅっと偉い」


「こいつらを片付けたら私たちもすぐに後を追うぞ」

「あぁ」

エルザとリートは戦闘体制に入り構えをとった。

「女2人とガキ1人猫2匹で何ができるってんだ」

「ガキはともかく女は殺すには惜しいぜ」

「ガキは拷問して女共は取っ捕まえて売ってやろう」

「待て待て、妖精の脱衣ショー見てからだ」

鉄の森の言葉を聞いて、エルザの目付きがどんどん鋭くなっていく。

「下劣な」「まったく品のないゴミですこと」

「ラリカ、お前も口悪くなってんぞ...」

「かわいすぎるのも困り者よね」
「ルーシィー帰ってきてー」

エルザの手に、一本の剣が現れエルザは強く握りしめる。

「これ以上、妖精の尻尾《フェアリー テイル》を侮辱してみろ貴様らの明日は約束できんぞ」

「悪いけどこっちも時間がねぇんだ、一瞬で片付けるぞ」

「剣が出てきた!!魔法剣!?」

「珍しくもねぇ!こっちにも魔法剣士はゾロゾロといるぜ!その鎧ひん剥いてやる!」

エルザは地面を蹴り敵陣に突っ込んで行くと、剣を一降りしただけで3人4人と敵が斬られ凪ぎ払われていく。

「相変わらずすげぇな、エルザの奴」

「くそがっ!遠距離魔法でもくらえっ」

そういって敵が魔法を放つが、リートがそれを防いだ。


「氷竜の咆哮!!!」


「ぐぁぁ!」

リートの咆哮を受けた敵は、体の至るところを氷付けにされ吹き飛ばされた。

「リート!助かる!」

エルザはその間にも剣から槍へ、槍から双剣へと、換装しながら戦う。

そしてリートも、氷を纏いながら次々に敵を倒していく。

「この女何て速さで換装するんだ!」

「こっちのガキもただもんじゃねぇぞ!」

換装と聞いたルーシィは、どのような魔法なのかわからず首をかしげていた。

「換装?」

「魔法剣はルーシィの星霊と似てて、別空間にストックしてる武器を呼び出す原理なんだ」

「その武器を持ち変える事を、換装と言いますのよ」

「へぇー凄いなぁ」

「あら、エルザの凄いところはここからですわよ」

「え?」



「エルザ?」



「っち、まだこんなにいるのかよ」

「面倒だ、一掃する」

エルザが換装を行うと、エルザの鎧が剥がれて、別の鎧に変化していく。

「うひょぉぉ!なんか鎧が剥がれていくぞ」

「!!!」

「魔法剣士は通常武器を換装しながら戦う、だけどエルザは自分の能力を高める魔法の鎧にも換装しながら戦うんだ」

「それがエルザの魔法『騎士』《ザ・ナイト》ですわ」

エルザは4つの羽が生えた鎧に換装し、後ろに円形に剣を浮かばせる。

「舞え!剣たち!」



「サークルソード!!!」



「ぐわぁぁ!」
「ぐっはぁ!」

「アブねぇ!ってオレも巻き込むなよ!!!」

リートにも攻撃が当たりそうになり、とっさにしゃがみ込んで剣をかわす。

「こんのヤロォ!オレ様が相手じゃぁ!」

「間違いない!こいつらはフェアリーテイルの最強の女と双竜の片割れ!」

「妖精女王《ティターニア》のエルザと氷竜《セルシウス》のリートだ!」

エルザは殴りかかってきたビアードを切り裂き、そのままリートの方に飛ばし、飛んできたビアードをリートは裏拳で殴り飛ばし壁に激突させる。

「すごぉーい二人とも!ちょっとホレそう」

エルザとリートの活躍により、鉄の森《アイゼンヴァルド》のメンバーが一掃されるが、1人だけ取り逃がしてしまう。

「エリゴールのところに向かうかもしれんリート、ルーシィ追うんだ」

「おう」
「えーっ!あたしが!?」

「頼む!!」

ドスの聴いた声で、ルーシィをエルザが睨む。

「はいぃぃ!」

「...」

リートは少しだけエルザの様子を見るが、そのままルーシィ、ハッピー、ラリカと共に逃げた1人を追うことになった。
リート達がいなくなった後、エルザは疲れていたのか、少しだけ気を緩めた。

「ふぅ(やはりリートの言った通り魔導四輪を飛ばしすぎたのが堪えたな、ナツ...グレイ...リート...ルーシィ後は頼んだぞ...ハッピーとラリカも)」



・・・



「二人で力を合わせればだぁ?リートならともかくコイツとなんて冗談じゃねぇ」

「リート以外で火と水じゃ一つにはなんねーしな!無理!」

リート達に指示されたナツとグレイは、喧嘩しながらエリゴールを追いかけていた。

「だいたい!エルザもリートも勝手すぎるんだよ何でもかんでも決めつけやがって」

「「エリゴールなんかオレ1人で十分だってーの」」

「「マネすんな!」」

二人が走り続けていると、道が二手に分かれていた。

「どっちだ?」

「二手に分かれりゃいいだろーが」

「いいかナツ相手は危ねぇ魔法をぶっ放そうとしてるバカ野郎だ、見つけたら叩き潰せ」

「それだけじゃねぇだろ?妖精の尻尾《フェアリー テイル》に喧嘩を売ってきた大バカ野郎だ見つけたら黒コゲにしてやる」




「...死ぬんじゃねぇぞ...」



「なんか言ったか?」

「なんでもねぇーよ」

グレイとナツは二手に分かれ、エリゴールを探すことにした。


グレイ視点...


「チィ、呪殺の音色なんて流されたらたまったもんじゃねぇぞ!...流す?」

「そうか!呪歌《ララバイ》を流すつもりならエリゴールは拡声装置のある部屋にいるはず!」

グレイは放送室の扉を、蹴破り入っていく。

「なぜいねぇ、放送するならここしかねぇハズだ」

すると上からロープがグレイを襲うが、グレイはそれを軽々とかわす。そして、天井からレイユールが現れた。

「お前、感がよすぎるよ。この計画にはジャマだ」

「やっぱり裏があるってことか、仕事もしねぇで何やってんだか...」 
 

 
後書き
ルビふれないって結構厄介だな、どうするかねぇ 
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