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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十九話 それぞれの世界を越えて~絆を結ぶブイヤベース~その三

「頭はいいぞ、人格はちょっと変なところがあるがな」
「それは余計だ」
 要本人が言ってきた。
「少なくとも漆が言う改編前より遥かにましだな」
「あっちが悪過ぎるんだよ」
 酒木さくらの言葉は要にも容赦がなかった。
「だから比較にならない」
「そう言うか」
「そうだ、私も人のこと言えた性格じゃないがな」
「さくらの性格というか環境も変わったみたいだし」
 花夜が言ってきた。
「だからね」
「その様だな」
「ええ、どうもね」
「性格は環境でかなり変わるからな」 
 リムルがここでこう言った。
「やっぱりそれでな」
「私達もですね」
「ああ、かなり変わるんだよ」
 花夜に話した。
「あんた達もな」
「そうなんですね」
「俺も人間の時の人生があってな」
「今のですね」
「スライムの生活があってな」
 実際に今はスライムの姿になってミリムの頭の上にいる、それがまるでお菓子の様であると多くのものが見て思っていた。
「それでな」
「今の性格ですね」
「そうなっているからな」
「というと私もだな」 
 そのミリムも言ってきた。
「今の環境で今の性格だな」
「そうだろうな、まああんたの場合ちょっと無茶過ぎるけれどな」
 すねこすりはミリムに話した。
「何かと」
「そうなのか?」
「ああ、常識とか知らないだろ」
「常識?何なのだそれは」
 知らないと顔に書いてあった。
「一体」
「そういうことだな」
「となるとあんたもだな」
 ねずみ男は紅麗に声をかけた。
「やっぱり環境でな」
「私もそう思う」
「だよな、まああれだよ」
 紅麗を気遣っていうのだった、顔にもそれが出ている。
「今はいいだろ」
「母上がおられてついてきてくれる者達もいる」
「だったらな」
「過去を克服してか」
「そうしてな」
 そしてというのだ。
「前向きに生きていけよ」
「これからはだな」
「ああ、もうそうしてもいいだろ」
「しがらみもなくなった」
 火影のことも森のこともというのだ。
「一切な」
「だったらな」
「前を向いてか」
「そうしたら性格もいい意味で変わるからな」
 それでというのだ。
「頑張れよ」
「そうしていく」
「過去は過去だ」
 マトリフも言ってきた。
「変えられねえ、しかしな」
「それでもですね」
「過去についての認識は変えられるんだ」
 こう綺凛に話した。 
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