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仮面ライダーセイバー 信じた方へ

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第七章


「そいつの名はね」
「スサノオ!?日本神話の神様だよな」
「そうだな」
 富加宮は神山のその言葉に頷いた。
「海の神で荒ぶる神だ」
「八岐大蛇を退治したな」
「その神様の名前がついているんだ、俺は常盤ソウゴ」
「明光院ゲイツだ」
「ウールだよ」
 二人の少年も名乗った。
「僕はサポート役だよ」
「俺は仮面ライダーゲイツに変身する」
「俺は仮面ライダージオウになれるよ」
「ツクヨミよ」
「オーラよ」
 二人の少女も名乗った、見れば五人共それぞれ雰囲気が全く違う。
「私もサポート役よ」
「私は仮面ライダーツクヨミに変身するわ」
「ウォズだ」
 青年も名乗った。
「私は仮面ライダーウォズになる」
「僕はソウゴ君の保護者で叔父さんなんだ」
 一人中年の男もいた。
「常盤順一郎っていうんだ」
「彼等が今の僕達の仲間だよ」 
 海東も来て言ってきた。
「仮面ライダーとしてスサノオと戦ってきているよ」
「そのスサノオは何者だ」
 神代はこのことを問うた。
「どうも恐ろしい力の持ち主だが」
「一言で言うと神様だね」
「そうね」
 ウールとオーラは神代の問いに二人で話す様にして答えた。
「それが一番わかりやすいわね」
「そうだよね」
「神か、マスターロゴスと同じか。いや」 
 神代は行ってすぐに自分の言葉を訂正した。
「違うな」
「マスターロゴスを彼が気付かないうちに動かしていたそうですから」
 新堂はこのことから言った。
「ですから」
「マスターロゴスより遥かに強大だな」
「自称ではなく本物の神ではないでしょうか」
「そうなんだ、あいつは本物の神様なんだ」
 常盤が答えた。
「それで今から俺達とスサノオのことを詳しくお話したいけれどいいかな」
「お願いします」
 ソフィアは常盤に顔を向け真剣そのものの声で答えた。
「それでは」
「それじゃあそうさせてもらうね」
「今から」
「じゃあお茶とお菓子も出してね」
 芽衣は早速そうしたものの用意をはじめた。
「じっくりとお話しましょう」
「そうしようか。ところで常盤さんっていうけれど」
 神山は常盤達の名字にも反応した。
「まさか常盤時計店の」
「店長さんかしら」
「そうだよ」
 常盤の叔父が微笑んで答えた。
「僕が店長でソウゴ君と一緒に住んで経営しているんだ」
「俺は将来お店を継ぐから」
 常盤も言ってきた。
「何でも修理出来る王様になるよ」
「王様?」
「その話もこれからする」
 明光院も言ってきた。
「だからだ」
「これからだね」
「お互いのことを話そう」
「それじゃあね」
 こう話してだった。
 ライダー達はそれぞれお茶とお菓子を口にしながらお互いのことそしてスサノオのことを話した、その話が終わってから。
 神山は信じられないという顔でこう言った。
「事実は小説より奇なりと言うけれど」
「全くですね」
 新堂もそうした顔になって言った。 
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