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まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人

作者:jindam3
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第二十四話 ここから始まる道

パンテーラからリモコンを受け取る和樹。

パンテーラ達は眼を閉じ和樹の判断に身をゆだねる。

和樹「覚悟はいいな」

パンテーラ達「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」

いいよかと思うパンテーラ達だが・・・・

和樹は受け取ったリモコンを上に投げ・・・・・・

ザシュ!!!

ジンオウガを開放する前に持っていた刀でリモコンを斬り真っ二つにする。

そして・・・・更に

バキッ!!!!

真っ二つになったリモコンが床に落ちると踏みつぶし粉々にする。

和樹「はい終わり」

パンテーラ達の横を何もなかったよう通り過ぎ

倉庫から出ようとする。

何が起こったのかと恐る恐る眼を開けるパンテーラ達。

アイリ「えっ!・・・これは・・・」

エリート「一体どういうことですか!」

粉々になったリモコンを見て驚く。

その声に足を止める和樹。

和樹「それくらいの覚悟があるなら普通に生きていくこともできるよな。
これからは、平和に生きることだ。」

パンテーラ「あなたは私達を許すというのか!」

和樹「ああ」

パンテーラ「どうしてだ!あなたにあれだけの事をした私達を許すことが出来る!!
私には理解できない!!」

和樹「どうしてか・・・そうだな強いて言うなら俺は俺のやりたいようにしたから
っていうのが理由だなそれ以上の理由はない」

パンテーラ達「「「「・・・・・・・・・」」」」

無言で下を見る。

それだけ言うと再びドアに向かう。

そして、何かを思い出したように後ろを振り向く。


和樹「ああ・・・そうだ言い忘れたことがあった。」


言い忘れたことに反応し顔を上げる

和樹「さっきお前等を許した理由な実はもう一つあったわ・・・・」

エクセル「もう一つの理由って一体なに?」

和樹「お前等が善人だからだよ・・・
俺の力は善人を斬るためのもんじゃないんだよ」

満面の笑顔で言う。

パンテーラ「「「「!!!!!!???????」」」」

驚きと嬉しさが混じった顔をする。

和樹「じゃぁな」

今度こそ和樹は倉庫を出た。

倉庫のドアを閉めると和樹の目の前にリーラ達と複数の車が待っていた。

リーラ「お疲れ様です。和樹様」

和樹「ああ、ありがとう」

車に乗ろうと歩く和樹だが・・・

和樹「あれ?」

足に力が入らず倒れそうになる・・・・しかし

ベルリネッタ「ご主人様!大丈夫ですか・・・・」

エリーゼ「ご無理はなさらないでください!!」

いろは「お怪我の方は大丈夫ですか!旦那様!」

シェルビー「痛いところがあったらすぐに言ってください!
あたしが治療しますから!」

エスカレード「ご主人様・・・無事で・・・ご無事で何よりです・・・」

ベルリネッタ達が倒れそうになった和樹を支える。

和樹「久しぶりにジンオウガを使ったからな・・・少し体が疲れたようだな。」

ベルリネッタ達は和樹を支えたまま車の後部座席に乗せる。

後部座席にはリーラが待機していた。

リーラ「和樹様・・失礼します。」

そう言うとリーラは和樹の頭を自分の太腿の上に載せる。

賊言う膝枕の態勢になる。

和樹「リーラ!?」

リーラ「楽にしてください。」

その光景に不満顔になるベルリネッタ達。

実は、和樹がパンテーラ達と話をしている時に戦い終えた和樹を癒すため誰が膝枕をするのかを決めるじゃんけんをしていた。

そして、その勝負に見事勝ったのがリーラだ。

他に待機している車に乗り込むベルリネッタ達。

全員車に乗ると車が出発する。

リーラ「和樹様」

和樹「なんだ?」

リーラ「あの者たちは如何なさいましたか?」

和樹「ああ、あいつらか・・・・殺してないよ。

平和に生きろと言っておいたから多分大丈夫だろ。」

リーラ「そうですか」

特に驚いていない。

まるで、和樹がそうすることが分かっていたかのように。

和樹「なぁ・・・リーラ・・・俺・・甘いと思うか?」

リーラ「そのような事はございません。
そんな和樹様だからこそ、
誰よりも美しく温かい心をお持ちの和樹様だからこそ
私達は和樹様にお仕えしているのですから。」

和樹「そうか・・・ありがとな」

それだけ言うと和樹はリーラの膝の上で眠った。

眠った和樹の頭を優しい表情でリーラは和樹の頭を撫でる。









一方その頃倉庫に残されたパンテーラ達は・・・

アイリ「これからどうしますか?・・・
と言っても私はどうするか決めましたけど」

エクセル「そうなんだ、実はあたしも決めたんだ。姉様達は?」

エリート「私もすでに決めています。

おそらく、私達は同じことを考えているのでしょうね・・・」

パンテーラ「そうだな、考えることは皆一緒なんだろうな。」

考えがまとまったところでパンテーラ達は倉庫のドアに向かう。

ドアを開け外に出るとパンテーラ達は歩き出す。

彼女たちが向かうべき場所へ・・・・・ 
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