夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百二十四話 優しい好感その七
「ここはです」
「そうした装備を整え」
「黒竜江省の他の勢力を圧倒する」
「そうしますか」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「その軍を誇示し」
「他の勢力に勝てないと思わせ」
「さらに降る様にさせる」
「そうされますね」
「そしてです」
陳はさらに話した。
「勢力を拡大させましょう、そして問題の予算ですが」
「それです」
「まずはそれです」
「予算がないと装備も揃えられません」
「これは冒険者でも同じですが」
「軍も然りです」
「お金がないとどうにもなりませんからね」
陳もわかっていて述べた。
「ほんまに」
「その予算ですが」
「そちらはありますか」
「どうでしょうか」
「あります、内政に力を入れてきて農業や商業もよくなっていて」
それでというのだ。
「工業力も上昇し浮島を含めた勢力圏から資源も出ていますので」
「ああ、工業に使い」
「そして売りもして」
「それで、ですか」
「その為予算も飛躍的に増加したので」
その為にというのだ。
「そちらのことはです」
「大丈夫ですか」
「鉄の装備や銃火器を揃えられますか」
「そうなのですね」
「はい、ですから」
士官達にさらに話した。
「すぐに揃えられます」
「ではですね」
「これから軍は鉄の装備で統一しますね」
「そして銃火器も揃え」
「その装備で整えた軍の姿を見せますか」
「モンスターや賊の討伐でもです」
こうした時に戦ってもというのだ。
「ええですね」
「装備がいいですと」
「本当にそれだけ有り難いです」
「その分強くなりますから」
「ですからその意味でも」
モンスターや賊の討伐でもというのだ。
「揃えます」
「わかりました、ではです」
「予算もあるのならです」
「我々も反対しません」
「むしろ賛成させて頂きます」
「是非装備を整えましょう」
「それでは」
士官達も賛成してだった。
陳は自分の勢力の兵達の装備をかなりの金を使いながらも整えた、するとその兵は黒竜江省の他のどの勢力よりも装備の質がよくなり。
そしてだ、賊もモンスターもだった。
「以前とは比べものになりません」
「楽に退治出来る様になりました」
「鉄の装備は強いです」
「鉄砲も砲も役立ってくれています」
「それは何よりです、ええ装備でこそ」
どうかとだ、陳は士官達に話した。
ページ上へ戻る