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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結

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13-⑷

 日曜の朝は、そんなにお客様は多くなかったのだが、11時頃には、満席になって、12時近くになって、待ってもらう人も出てきていた。その日は、結局、休みなしでぶっ通しで営業したのだ。でも、夕方には、駐車場のほうも落ち着いてきたので、堤さんには、お礼を言って帰ってもらった。夜8時近くになって、ようやく途切れてきたので、武君と舞依ちゃん、光瑠、明璃ちゃんに、もう、大丈夫だからあがってと言って、まだ大丈夫と言うのを無理やり帰らせた。

「清音も もう、あがってちょうだいよ 助かったわ ありがとうね」

「うぅん 楽しかった お姉ちゃんはすごいね このお店、みんなから、愛されているって感じたわ この3日間」

「うん 助けてくれる人が多いからね」

「お姉ちやん あのさー 私、野菜作ってるから、お店で使ってくれないかなぁー」

「勿論 大歓迎よ 今はね、レタスと玉ねぎは近くの農家さんと契約しているの だけど、他にも必要なものあるから、何が良いのか、晋さんと相談して・・」

「わかった そうすれば、ウチのお客様で上手な人にも声掛けれるしね」

 蒼が駐車場の方がメドがついたようで、店に入ってきた。

「蒼 ありがとうね お休みなのにね」

「いいんだよ 手伝うの当たり前だろう」

「今日ね 晩御飯の用意できなかったんだ 後で、何か持っていくね もう、お父さんも、向こうにいったから、蒼もゆっくりしてちょうだいな」

「うん わかった あんまり、野菜は要らないよ」と、ウチのほうに向かっていった。

 私は、晋さんにお願いして、ミートローフの端っことお肉を少し焼いてもらって、持って行った。蒼はもうビールを飲んでいた。お父さんも、相変わらず冷酒を飲んでいたので、

「蒼 お願い もう少ししたら、お風呂してー お父さんに入ってもらわないと 明日も早いし・・」

「了解 美鈴も 頑張ってな 悪い ひとり、働かせて・・」と、お父さんの見えないところで、キスをしてくれた。

 そして、私が、お店を閉めて、家に戻ると、お父さんは、お風呂に入って寝たよって言って居た。私も簡単に食事して、ふたりでお風呂に入ったのだ。結婚して以来、ずーと、そんな調子で、お店の休みの水曜日だけは、お父さんより先に入ることになっていた。

 その夜は、私、このところ3日間、してなかったので、蒼に抱きついていって、愛し合ったのだ。もう、私は、とっても快感を・・感じるようになっていたんだ。 
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