八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百三十二話 大晦日のデートその五
「かなりね」
「酷いわよね」
「言う人もおかしいし」
変人とかいうレベルですらないと思う。異常者だ。
「それがまかり通るのもね」
「そうした人の意見が」
「そこもおかしいよ、一人のおかしな人の為に伝統行事がなくなったりね」
若しくはだ。
「他の人達が迷惑する」
「そんなことっておかしいわよね」
「そうだよ、おかしな人の意見はね」
「無視しないとね」
「学校の近くに家があってね」
こうした話も世の中にはある。
「子供の声が五月蠅いって言う人もいるし」
「それもおかしいわね」
「学校の近くだったら」
この場合もだ。
「子供の声もね」
「普通にあるでしょ」
「それが嫌なら引っ越せばいいんだよ」
その人がだ。
「子供に黙れとか言う方がおかしいよ」
「本当にそうよね」
「兎に角ね」
「クレーマーの言うことは聞いたら駄目ね」
「せめてその意見が一定数じゃないと」
一人でなくだ。
「聞いたらね」
「駄目よね」
「うん」
本当にだ。
「一人の無茶苦茶な意見が通ると世の中滅茶苦茶になるよ」
「除夜の鐘もなくなるし」
「他のこともね」
「なくなったりおかしくなるから。それでそうしたこと言う人は」
おかしなクレーマーはだ。
「顔見たら人相悪いしね」
「文句ばかり言ってるから」
「何か目が吊り上がって口が尖ってて歪んでるね」
そうした感じになっていると思う。
「やっぱりあれこれ文句言って」
「そうなるのね」
「うん、悪口ばかり言ってると」
文句にしてもそうだ。
「自然と心が汚くなって」
「顔にも出るわね」
「不平不満ばかり言ってると」
そうしているとだ。
「やっぱりね」
「それだけでよね」
「心が汚くなってね」
そうしてだ。
「人相もね」
「悪くなるわね」
「そうなるのがね」
まさにだ。
「人の常だよ」
「悪くなるのね」
「というか文句ばかり言う人ってね」
不平不満だの悪口だのをだ。
「何があってもそう言うよね」
「感謝しなくて」
「感謝する気持ちがあれば」
それこそだ。
「そうしたこと言わないよね」
「そうね」
香織さんも頷いてくれた、そうしたことはわかるというのだ。そのうえで僕に対してこう言ってきた。
「そうしたことを言う人は感謝することをね」
「言うよね」
「有り難いとか嬉しいとか」
「そうよね」
「それを言う人が」
「本当にね」
まさにというのだ。
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