八条学園騒動記
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第六百二十六話 皇室と茶道その七
「もうです」
「まずはエウロパですね」
「敵は」
「それはもう絶対ですね」
「だって私達は大衆で」
「彼等は貴族なので」
「相容れないですから」
連合ではこう考えている。
「大衆と貴族は」
「平等と階級ですね」
「もうその二つは」
それこそというのだ。
「絶対にです」
「相容れないですね」
「はい」
まさにというのだ。
「それは」
「そうですが」
部員は七海に言った。
「あの国だけは」
「違いますね」
「まずは日本で」
「その次にですね」
「越えられない壁があって」
そうしてというのだ。
「エウロパがあります」
「他の国はエウロパが敵で」
「他の国は臨機応変にですね」
「敵対しますが」
「韓国は常にです」
この国だけはというのだ。
「まずは日本です」
「日本を見てどうかで」
「敵もです」
これもというのだ。
「まずはです」
「日本ですね」
「エウロパのことを語っても」
「まずはですよね」
「日本で日本とどう対するか」
このことがというのだ。
「非常に重要で」
「エウロパは」
「日本に対する余力で」
「しかもその余力ほぼないこと多いですよね」
スターリングも言った。
「端から見ても」
「日本に全力を向けますね」
「それで終わること多いですね」
「そうですね」
「本当にエウロパは」
「彼等は何でもです」
部員はスターリングに話した。
「エウロパとはです」
「接点がなかったんですよね」
「歴史的に」
「帝国主義の時代でも」
「あることはありますが」
フランスが来たことがあった。
「撃退したといいますか」
「撃退したこともですね」
「忘れていまして」
教科書にも書いていない場合がある。
「フランスの軍艦を焼き討ちにしましたが」
「それでいいことですけれどね」
連合の歴史の観点から見るとだ。
「それでもですね」
「あの国にとってはです」
「どうでもいいことで」
「それで、です」
「エウロパのことはですね」
「接点がないので」
そう認識していてというのだ。
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