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ドリトル先生と幸せになる犬

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第二幕その十二

「ヤクザ屋さんとかそうだね」
「うん、所謂ゴロツキとかね」
「チンピラとかそうね」
「目が濁ってて」
「そして人相も悪くて」
「仕草だってね」
「そうしたことに出ているけれど」
 その外見のお話をさらにするのでした。
「そうした人は既にだよ」
「前兆がある」
「だから要注意だね」
「やる前に止めるか教える」
「そうしないと駄目だね」
「そうして少しでも酷いことをなくしていくことだよ。生きものを売ること買うことも」
 そのことについてもというのです。
「ちゃんと免許制でもしないとね」
「駄目かな」
「やっぱりね」
「そうしないとね」
「問題が起こり続けるのね」
「そうなるだろうね」
 こう言うのでした。
「誰でも自由に買える」
「誰でも商売が出来て」
「それ自体はいいことでも」
「命を扱うならね」
「そのことは気をつけないと」
 そうしないと、というのです。
「駄目だよ」
「そうだよね」
「免許制にした方がいいだろうね」
「ペットショップも」
「そして生きものを飼うことを」
「そう思うよ。あとね」
 先生は皆にあるお話もしました。
「家族の殆ど全員が生きものを飼うことに賛成しても」
「一人が反対だとね」
「やっぱり飼えないよね」
「そうだよね」
「反対している人が自分以外の生きものは全て忌み嫌っていて」
 そうしてというのです。
「異常に短気でヒステリー持ちで喚き散らして自分のことしか考えない人だとどうかな」
「むしろその人の方が問題じゃない?」
「生きものよりも」
「無茶苦茶な人だね」
「ヒステリー持ちで自分のことしか考えないって」
「そんな人家族にいたら大変だよ」
「けれどその人が家族にいて」
 そうしてというのです。
「反対していたらね」
「飼えないね」
「生きもの迎えてもその人が何するかわからないし」
「虐待するか保健所に送れって喚き散らすか」
「そうするかだから」
「そう、だからね」
 そうするからだというのです。
「家族全員が賛成しないとね」
「駄目だね」
「生きものを迎えるには」
「そうだね」
「そして生きものの世話は休みなし」
 ずっとというのです。
「飼育放棄なんてもっての他だよ」
「そうしたことも考えて」
「それで飼わないとね」
「さもないと飼えなくなるから」
「大変なことになるからね」
 皆も頷きました、そうしたお話もしてでした。
 先生はその皆をお話しながら論文を書いていきました、犬の進化についてのそれも順調に進んでいっています。 
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