仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百六十四話 キールでの邂逅その五
「嫌な奴と思っていたから」
「誤解もされるよ」
「まあ素直なこの人想像も出来んけど」
「そうよね」
今度はぎんかとるなが話した。
「それはそれでね」
「何か言う人やからな」
「それで仕方ないわねとかいう感じで助けてくれるけど」
「その一言がないとルーラさんやないわ」
「癖の強い奴が多いということだ」
セッケがまたポーズを決めて言った。
「要するにな」
「それはあんたもだけれどね」
セッケにはルイズが突っ込みを入れた。
「かく言う私も口が悪いって言われるけれど」
「あっ、こいつも実はすげえいい奴なんですよ」
ルイズのことは古兎がミーナに話した。
「困った時は真っ先に駆けつけてくれるし」
「そうなんですね」
「はい、ちょっと暴力的なところもありますけれど」
「多少殴る位ならいいだろ」
直枝はそのことは気にしなかった。
「別にな」
「それは普通に駄目だと思うが」
その直枝に突っ込みを入れたのは要だった。
「ルイズ君は事実そこが気になるしな」
「私あんた殴ったことないでしょ」
ルイズは要にムッとした顔で反論した。
「そうでしょ」
「だが言葉より先に手が出るのはよくないのは事実だ」
「そ、それはそうだけれど」
「そこは気をつけて欲しいな」
「わかったわよ。けれどあんた元々は私よりずっと酷かったのよね」
「そうらしいが今の僕は違うからな」
改変された世界ではというのだ。
「そう言われても困る」
「そうなの」
「今の僕にそんな趣味はない」
暴力を振るう様なものはというのだ。
「囲碁は好きだが」
「囲碁は全然暴力じゃないでしょ」
「だから暴力とは無縁だ」
そうだというのだ。
「本当にな」
「そういうことね」
「そうだ」
「まあな、ぶん殴っても何の解決にもならねえことが殆どだな」
マトリフはこう言った。
「人間話し合いで解決出来れば何よりだぜ」
「はい、確かに貴方も暴力は振るわないですね」
このことはクーファも認めた。
「セクハラはされても」
「それは挨拶だから」
「挨拶でも止めて下さいっ」
マトリフにネルヴァが怒って突っ込みを入れた。
「この前胸がないとも言われましたが」
「実際にねえだろ」
「それはまだ成長期ですから」
「いや、その胸はもう成長しねえな」
マトリフはネルヴァの目をじっと見ながら答えた。
「これからも」
「どうしてわかりますの」
「伊達に色々な胸を見てきた訳じゃねえんだ」
「それでわかりますの」
「おめえさんの胸はでかくならねえ」
これ以上はというのだ。
「絶対にな」
「うう、言いますわね」
「小さくても別にいいだろ」
「よくありませんわ」
「胸ってそんなに必要か?」
イェーガーが言って来た。
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