仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百六十三話 強くなった少女達その三
「機体は使う前と後で整備が必要だな」
「はい、必ずです」
ウルスラは確かな顔で答えた。
「若し怠りますと」
「故障してな」
「惨事のもとです」
まさにというのだ。
「そのことは」
「そうだな、それならな」
「皆さんもですか」
「やらせてもらう、人手は多い方がいい」
「それも整備がわかっているのなら」
「尚更だな」
「その通りです」
まさにとだ、ウルスラは答えた。
「まことに」
「それならだ」
「皆さんもですね」
「やらせてもらう」
「それぞれ違うけれど」
常盤も整備しつつ言った。
「それも面白いね」
「それが機体だよ」
常盤の叔父は最も素早く的確に整備していっている、それはウルスラやシャーロットにも負けなかった。
「一機一機ね」
「違うんだね」
「その違いもわかって」
それでというのだ。
「よく整備出来るんだよ」
「そういうことだね」
「うん、じゃあいいね」
「整備もしていくよ」
常盤も言いつつ整備をしていく、そうしてウィッチ達の機体を整備していった、それも終わってだった。
この日は休憩に入った、夕食を全員で食べるがこの時に。
ふとだ、エイラは言った。
「何か何もかもが」
「違ってきてるわ」
「そうだよね」
サーニャに顔を向けて応えた。
「ライダーの人達が来られてから」
「男の人というだけでなく」
「あれだね、頼りになるね」
「お兄さん」
「そうそう、そんな感じで」
「そういえば」
芳佳も言ってきた、今日も彼女が作ったものでおでんである。
「私達ってお兄さんみたいな人いないですね」
「誰もね」
「そうよね」
エイラもサーニャも答えた。
「私達の誰も」
「そんな人いないよ」
「私達も」
孝美はひかりを見て言った。
「二人でいつも一緒だったけれど」
「お兄さんみたいな人はね」
「いないわね」
「そうよね」
「だから」
それ故にというのだ。
「今ライダーの人達と一緒で」
「何かとね」
「新鮮なものがあるわ」
「そうよね」
「勉強になります」
ミーナも微笑んで述べた。
「男の人達と一緒ですと」
「そうなんだ」
「はい、軍隊はそもそも男の人が多いですが」
こう常盤に話した。
「ですが私達はこの通りです」
「女の人ばかりだから」
「その中に皆さんが来てくれまして」
男が多いライダー達がというのだ。
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