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ヘタリア学園

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第七百二十五話  チーフは赤です

第七百二十五話  チーフは赤です
 スペインのカラーは赤、それは決まっていることですがこのチームリーダーの権限が他のチームに比べて結構以上に大きかったりします。
「何か俺が実際に作戦決めたりするんかいな」
「そうや。結構責任重大やぞ」
「そうやな。何か肩が重いな」
 キューバにかなり呑気に応えます。リーダーであることはそれだけで何か重いものがあるのですがこの人はあまりそうしたものは感じられません。
 けれどそれでもリーダーなのでやることはやらないといけません。ところがこのチームは。
「まあ今日も適当に楽しくやろうぜ」
「言われなくてもやってる」
 まずはイタリア兄がこんな調子で言葉を返してあとはシェスタです。そしてルチアやレナータは結構しっかりしていますがお兄さんのフォローで大変です。
「ほらお兄ちゃんしっかりしなさい」
「ちゃんと起きて服も着て」
 お兄さんというよりは手のかかる大きな弟です。そしてキューバだけがまともですがこの人もしょっちゅうアメリカとある人を間違えてしまいます。
「だから僕はカナダなんだって!」
「あっ、悪い」
 こんな色々とあるメンバー揃いですがリーダーは相変わらず呑気です。能天気にのんびりして。
「まあゆっくりとコーヒーでも飲んで落ち着こうや」
「おうよ。そやったらアイスもあるで」
 キューバもアイスを出して皆で食べだします。
「お掃除も後で皆でゆっくりとやってな」
「気楽にいこうで」
 それでもチームの雰囲気自体は穏やかで和やかなものです。しかもとても明るくて。皆楽しくやっているチームであったりします。


第七百二十五話   完


                             2009・5・7
 
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