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ヘタリア学園

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第七百二十一話  俺らも作るで

第七百二十一話  俺らも作るで
 スペインはこう見えても色々な国の親分だったことがあります。それはもう途方もない数で中南米の国の殆どがそうだったりします。
「まあ昔の話や」
「そのおかげで俺も言葉がこうなっとるんやけれどな」
 キューバが陽気に笑いながらスペインに告げます。実はこの二人の仲はあまり悪くはありません。
「あと俺にや。イタリアんとこのロマーノもやったやろ」
「そやったな。あいつも俺の子分やったことがあるんや」 
 けれどスペインはこのことを思い出して少し暗い顔になってしまいました。
「何か苦労ばっかりしたわ」
「まあまあ。けれどそれでも縁があったんや」
 キューバはこう言って少し落ち込んでしまったスペインを慰めます。
「ええことにしとけや」
「そやな。そうするわ」
「それでや」
 そしてここでスペインに提案してきたのでした。
「最近何処もかしこもチーム作ってるし俺らも作ってみいへんか?」
「俺らも!?」
「そや。ラテンだけでな」
 こう提案するのです。
「どや?そのロマーノとかイタリアんとこの妹さん達入れてな。結構ええやろ」
「ああ、それ面白いかもせえへんな」
 スペインも話を聞いて面白そうだと思ったのです。
「ほなそれやったら」
「ああ、早速皆集めて作るで」
 こうして今度はスペイン達でチームを作るのでした。何かあっちこっちにチームが出来ていきます。


第七百二十一話   完


                                       2009・5・5
 
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