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野良猫への愛情

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第二章

「私達はこの子達の誰かを里親に欲しいと言う人の応対をしたり不妊や去勢の手術をしているの」
「そうなのね」
「お二人のお手伝いをしているの」
「そして私もなのね」
「そうしてくれるかしら」
「わかったわ、カレッジでもしているし」
 それでとだ、ルナも応えた。
「私の出来ることでね」
「お願いするわね」
「これからね」
「うん、じゃあね」
「これから宜しく頼むわ」
 老夫婦も笑顔で応えた、そうしてだった。 
 ルナはこの時からこのシェルターでも猫達の保護や世話をしていった、そうしてだった。
 カレッジで友人に猫達にご飯をあげながら話した。
「誰かの為に何かをする」
「それって何でもない様でね」
「いいことね」
「ええ、そうしたことをして」
 それでというのだ。
「世の中を少しでもよくしていく」
「そうしていけばいいわね」
「一人一人の力は小さくても」
「沢山の人がそうしていけばね」
「世の中はよくなっていくわね」
「そうね、じゃあこれからもそうしていくわ」
 ルナは友人に笑顔で話した。
「猫達を助けていくわ」
「ええ、じゃあこれからもお願いね」
「頑張っていくわ」
「ニャ~~~」
 ルナは友人に応えながら猫にご飯をあげていった、その彼女に対して。
 猫達は喉を鳴らして親し気な声をあげて身体を寄せてきた、すると彼女も友人も自然と目が細くなった。


野良猫への愛情   完


                 2021・5・23 
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