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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十一話 空を駆る少女達その七

「仕掛けてきたならです」
「戦うわね」
「ウィッチ全員その考えです」
 まさにというのだ。
「五〇一、五〇二共に」
「そういうことね」
「はい、それでは」
「ウィッチの人達にね」
「紹介させて頂きます」
「あっ、少佐」
 ここで少女の声がした、そして。
 茶色の短い髪の毛の少女と黒の短い髪の毛の少女がそれぞれ走って来た、二人共あどけない顔をしているが茶色の髪の少女は夏のセーラー服で黒髪の少女は冬のセーラー服だ。そして二人共下はスクール水着だ。
「戻られたんですね」
「それでその人達がですね」
「仮面ライダーだ」
 美緒は二人に微笑んで答えた。
「お会い出来て来て頂いた」
「そうですか、宮藤芳佳です」
 まずは茶色の髪の少女が名乗った。
「五〇一航空団所属、少尉です」
「雁淵しのぶです」 
 今度は黒髪の少女が名乗った、こちらの少女の方が髪の毛は多い。
「五〇二航空団所属、階級は軍曹です」
「常盤ソウゴだよ」
 常盤が笑顔で名乗った。
「仮面ライダージオウ、王様になるのが夢なんだ」
「王様?」
「王様ですか」
「話せば長くなるからその話は後にしようね」 
 叔父が温和に言ってきた。
「そのことは。それで君達もなんだ」
「はい、ウィッチです」
「今はこの基地に集結しています」
 芳佳も静夏も答えた。
「そしてショッカーと戦っています」
「あの怪人っていう存在と」
「そうだね、しかし君達まだ子供じゃないか」
 こうもだ、叔父は言った。
「十代だね」
「はい、そうです」
「ウィッチは皆そうです」
「若いどころじゃないね」
 叔父の言葉はしみじみとしたものになった。
「子供だね」
「そうだね、けれど」
 それでもとだ、常盤は言った。
「それを言ったら他の世界の子達もだよ」
「ああ、そうだね」
「俺達は他の世界はこの世界がはじめてだけれど」
「それでもだね」
「聞いていたらね」
「他の世界では子供が戦うことが多いね」
「だからね」
 それでというのだ。
「この娘達もね」
「子供だけれどだね」
「戦っているんだ」
「そういうことだね」
 叔父もここまで聞いて納得した。
「要するに」
「確かに子供が戦うのはよくなくても」
 それでもというのだ。
「それはあるよ」
「受け入れることだね」
「受け入れるしかないよ」
 常盤はこう言った。
「つまりは」
「そういうことだね」
「そうだな、ソウゴの言う通りだ」
 明光院は常盤のその言葉に頷いた。 
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