本町絢 外伝 絢と僕の留メ具の掛け違い・・そして 結末
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
2-⑼
雅恵チヤンと学校からの帰り道。雅恵チャンはネ
「ウチなぁ、夏休みの最後の日にネ、キスされて、胸をもまれたんだ」
「雅恵チャン それって誰に・・」
「お姉チヤンの彼氏なんだけど、ウチらの部屋で3人で遊んでいたんだけど、夕方になってお母さんが病院に行くって、お姉チャンがその間、お店を見ることになって・・。2人だけになったら、いきなり抱きしめられてキスされたの。雅恵のほうが可愛いって、そしたら、シヤツの下から手を入れられて、胸を直に触られて、もまれて吸われたの。ウチ、びっくりして、動けないからじっとしていたんだけど、何だか変な気持ちになってな・・。下の方もツーっと撫で上げられたから、ダメーって言って、ようやく逃げたんだけど‥」
「雅恵チャン、それって・・」私もびっくりしちゃって、声が続かなかった。
「でもね、絢チャン、最後、身体中がビビッてきて、少し気持ち良かったかも知れないんだょ」
「へぇー、そうなんだ。でも、好きでもないのにそんなこと、大丈夫?」
「うん、お姉チャンにも悪いしね。絢チャンは水島君としたこと無いの?」
「無いわよ! ウチらは、そんなんとちがうわよ!」
雅恵チャン宅はお店の関係か、お母さんもあけっぴろげで、雅恵チャンも発育も私なんかと違って、胸も大きい方だし、いつも少しエッチな話ばかりしてくる。その時、私は顔が紅くなってるのがわかる。
その夜、あんな風に雅恵チヤンに言ったけど、いろいろ考えてしまって。モト君とそんなことになったら・・とか、男の子に胸をもまれるって・・。駄目だ! こんなこと考えてちゃー。私は早瀬いづみを追い越すんだ。負けるな、しっかりしろ、絢。
ページ上へ戻る