ヘタリア学園
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第六百九十五話 追っ払った相手が
第六百九十五話 追っ払った相手が
プロイセンを退けてイギリスとの決戦に挑んだナポレオンとフランス、しかしイギリスも必死です。
「ここが正念場だ。踏み止まれ!」
「はい!」
イギリスの指揮官ウェリントンの指揮の下イギリス軍は果敢に戦います。イギリスも必死です。地の利を活かしてとにかく必死に粘ります。多くの将兵を失っていますがそれでも頑張っています。フランス軍はそれに対して騎兵を投入したりしてその防御を崩そうとします。その介あってフランスはイギリスをあと一歩まで追い詰めました。
「よし、あともう少しだ」
ナポレオンはここで勝利を確信しました。それで一気に勝負を決めようかと最後の兵力を投入しようとしたところで迷いました。その迷いの間にイギリス軍は護りを固めていて思うように攻められず。そして遂に彼等が来たのでした。
「よし、何とか間に合ったぜ!」
プロイセンとその軍が遂に到着したのでした。黒い軍服が一斉にフランス軍に襲い掛かります。こうしてフランスは敗れてしまったのでした。
「ま、負けた。私が・・・・・・」
ナポレオンも呆然となっています。何とか戦場を離脱することはできましたがそれでもでした。これでナポレオンは遂に完全に終わったのでした。
「予想通りだったな」
「ああ、そうだな」
落ちぶれてそのまま今度はさらなる離れ小島に遠島されるナポレオン。タレーランとフーシェはそんな彼を見て冷たく言うのでした。
「神よ、これが報いなのですか」
「まだだ!」
その小島で嘆くナポレオンにまた誰かが答えていました。何はともあれこうしてナポレオンは失脚したのでした。
「では会議の続きだ」
「ああ、じゃあな」
そしてフランスはタレーランに連れられてまたウィーンに向かうのでした。戦いはこうして終わりでしたがそれでもフランスの話は続くのでした。
第六百九十五話 完
2009・4・22
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