ライブジャスティスシリーズ
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オーダー・ザ・ヒーロー
立花ハーモニクス/士道の秘密
世界召喚から約1週間
天宮市にあるラタトスクの本丸と言える企業、アスガルド・エレクトロニクスの解放前線に立つ6人の戦士。
フラクシナス以外の活動拠点を増やすため、アスガルド・エレクトロニクス天宮支社を占拠する怪人と戦いを繰り広げていた。
ローズ「食らいなさい!!」
水鉄砲で氷を生成し、ナイフを作り出し、宇宙人に投げつける。
彼女はブルーローズことカリーナ・ライル。殲滅を主体とする第4部隊の氷の女王。
宇宙人A「畜生!!この化け物がああああ!!」
タロウ「散々人を傷付けたお前が言える事か!!」
宇宙人A「も、燃えてる……」
タロウ「俺が燃やし尽くしてやる!!」
宇宙人「ガアアアアアア!!」
アーマーから炎を噴き、宇宙人に炎の拳を叩きつけるウルトラマン。
第4部隊の炎神ウルトラマンタロウこと、東光太郎。
マスクをキャストオフし、殲滅した宇宙人を目に光太郎は呟く。
光太郎「やはり、こいつもデウス・エクス・マキナの実験兵器か」
ローズ「レイオニクスの力の実験台って事?」
光太郎「ああ、死体を無理矢理糸で操る様な行いさ」
宇宙人の死体に残った、実験番号のネームタグを見て光太郎は嫌悪感を剥き出しにしていた。
一方、アスガルド・エレクトロニクスの上階では3人の精霊が宇宙人と戦っていた。
耶倶矢「セヤアアアア!!」
宇宙人共「ガアアアア!!」
巨大な槍を手に宇宙人を戦車の如く突き飛ばす。
耶倶矢「今だ、夕弦!!」
夕弦「了承、作戦通りいきます」
宇宙人の大群を投げつけると鎖付きのペンデュラムで拘束し、鎖を引き締める。
夕弦「秘技、締め殺し」
ブシュゥゥゥ!!
血飛沫と共に全身を鎖で絞められた宇宙人はその場で崩れ落ちる。
耶俱矢「フフフ、我を侮ってはいたな、異形よ」
夕弦「補足、簡単に終わる程度じゃ侮ってたとは言えませんが」
姿がほぼ同じのこの二人は第8の精霊、八舞姉妹の八舞耶倶矢と八舞夕弦。2対1組の天使である颶風騎士の使い手。
夕弦「早急にチームと合流を図ります。屋上に向かいましょう。
屋上
タイガー「くらええええ!!」
無人のパワーローダー3機に特攻し、砲身をへし折るパワー任せな攻撃を行う。
リーダー、ワイルドタイガーの攻撃を見つめ、鍵型の武器を取り出す少女。
六喰「全く、デタラメにも程があるのぉ……」
少女は霊装を纏い、戟の様な鍵をパワーローダーに向ける。
六喰「閉」
ガシュウウウ!!
タイガー「止まった!!」
六喰「見るに堪えんものじゃ、ただでさえ物資がほとんど無いというのにスーツの修理代で自滅する気かの?」
タイガーはこの言葉に反論できず、頭を下げる。
タイガー「悪かったな、ちゃんとスーツは大事にする」
六喰「それでよい」
この古風な言い回しが特徴的な少女は第6の精霊にして最後に士道が攻略した。
名は星宮六喰、封解主の使い手。
タロウ「片付け終わったみたいだな」
タイガー「ああ、バッチリだ」
メンバーが集まり、アスガルド・エレクトロニクスのメインシステムにアクセスする。
フラクシナス
琴里「メインシステムの復旧を確認、6人共、お疲れ様」
タイガー「了解、これより帰還する」
その頃士道は総二と響と共に自販機コーナーにいた。
総二「なあ、士道。以前の戦いのクロスブレイカーって技、どうやって思いついたんだ?」
士道「ああ、あれは……」
響「隠さずに教えてよ、あの技カッコ良かったよ」
士道(まずい、掘り返されたら一体どんな辱めを受けるか……)
士道は手の汗を隠し、必死に逃げ切る策を講じていた。
すると自販機前の入り口で囁告篇帙を手に良からぬ顔で二亜がやって来た。
二亜「クロスブレイカー、血塗られし運命を断ち切る剣と書いてそう呼ばれる。少年が中学時代に考案し、瞬閃轟爆破と並ぶ、少年の黒歴史そのものだ」
総二・響「……」( ゚д゚)ポカーン
この時士道の中で何かが崩れ去る音がした。反応から間違いなく引かれたと感じたからだ。
総二「士道にも、そういう大変な時期があったんだね……」
士道「そんな目で俺を見ないでくれ!!」
響「士道君、気にすること無いよ、えっとその……」
士道「余計に落ち込むからやめてくれ!!」
二亜「あはははは、少年の反応面白いねえ」
ひた隠しにしてきた秘密を公開処刑同然語られた士道は、余りの恥ずかしさで部屋から出てこれなかったそうな。
美九「ダーリンが見当たらないんですけど、どこに?」
総二「今はそっとしておいた方が良いと思う」(汗)
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