八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十二話 年末の来日その六
「こうしたことはな」
「しないで、ですか」
「やっていくことですね」
「学校の先生はそうですね」
「それで他の仕事でもな」
学校の先生に限らずというのだ。
「それは絶対に守れよ」
「わかりました」
「そうしていきます」
「じゃあそれで、ですね」
「俺達も」
「暴力は振るうな、あと飲んで二日酔いならな」
あらためてその話をしてきた。
「部活だったらな」
「こうしてですね」
「酒を抜くんですね」
「汗かいて」
「そうして」
「そうだ、今は兎に角走るぞ」
ウェアを着てというのだ。
「それで汗かくぞ、それが練習になってな」
「酒も抜ける」
「いいことばかりですね」
「だからですね」
「今は走りますね」
「そうするぞ」
こう言ってだった。
先生は僕達の先頭に立って走った、僕達もそれに続いて走った。そして十五キロは走るとその時にはだった。
皆お酒は抜けていた、僕は朝のお風呂でもう抜けていたけれど皆そうなっていた。先生もそれは同じで。
それでだ、僕達にすっきりした顔で言ってきた。
「よし、じゃあいいな」
「はい、すっきりしました」
「お酒抜けました」
「走ってる途中頭痛かったですが」
「もうそれもなくなりました」
「身体のだるさもなくなりました」
「そうだろ、兎に角な」
ウエアを着て走ればというのだ。
「こうすれば抜けるからな」
「それで、ですね」
「これからサーキットもして」
「それで、ですね」
「まだ残っていてもそれで抜いて」
「それからですね」
「ドリブルとかシュートするからな」
その練習もというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「それじゃあですね」
「今度はサーキットしましょう」
「それですっきりしましょう」
「今からな」
こう話してだった。
僕達は今度はサーキットをしてそれからドリブル等をした、その時には。
もう皆すっきりしていて口々に言っていた。
「ここに来た時が嘘みたいだな」
「すっきりしてるな」
「あんなにしんどかったのにな」
「それが全然なくなったな」
「やっぱり二日酔いは汗かくことか」
「それが一番なんだな」
「水分も摂ってね」
僕は皆にこう言った。
「それでだね」
「だよな」
「水分も大事だよな」
「二日酔いって頭に水分なくてなるからな」
「それで頭痛くなるんだよ」
「だからな」
「そう、汗をかいて」
そしてだ。
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