八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十一話 クリスマスだからこそその十二
「清潔にもなります」
「だから余計にいいですね」
「はい」
こう僕に答えてくれた。
「その意味でも毎日入っています」
「お風呂はいいんですね」
「あらゆる意味で、少なくとも私はそう考えています」
「シャワーで終わりという人も多いですが」
それでもだ。
「確かにお風呂にはお風呂のよさがありますね」
「左様ですね」
「ですから」
「お風呂の方がいいですか」
「私としては」
「そうなんですね」
僕も頷いた。
「そう言われると」
「義和様もですね」
「そうですね」
「そうですね、私が見てもです」
畑中さんは僕に微笑んで話してくれた。
「義和様もです」
「お風呂派です」
「左様ですね、では」
僕にあらためて言ってきた。
「サウナの後ですが」
「お湯の方にですね」
「入りましょう」
「ですね、お湯もいいですよね」
僕は笑顔で頷いて言った。
「そちらも」
「はい、湯舟は湯舟で」
こちらもだとだ、畑中さんはお話してくれた。
「非常にいいです」
「左様ですね」
「身体の疲れが取れます」
「そうです、湯舟で温まると」
サウナはサウナでそうしてだ。
「腰や肩、膝にです」
「物凄くいいですね」
「踵にも、ですから」
「お湯で身体のほぐれをですね」
「取るべきです」
そうすればいいというのだ。
「その時は」
「そうですね」
「ですから」
それでというのだ。
「お湯もです」
「入ってですね」
「身体を癒しましょう」
「そうですね、若し身体を癒さないと」
本当にだ。
「鍛錬も出来ないですね」
「先ほどお話した通りに」
「だからですね」
「是非です」
「お湯にも入って」
「そうしてです」
そのうえでというのだ。
「身体を癒します」
「これから」
「そして朝ご飯を食べて」
そしてというのだ。
「また一日をはじめましょう」
「それでは」
僕も頷いた、そうしてだった。
僕は畑中さんと一緒に湯舟にも入った、そちらも二度入ってまた身体を洗ってすっきりしてだった。一日をはじめた。
第三百十一話 完
2020・12・8
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