| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

とある蝉様(絆10)とのカルデア物語

作者:SEMIRAMIS
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十一話『ヴリトラちゃんとコアトルさんはセミ様をライバルから外したい』

「きっひっひ、貴様の感情など知らんわ!それ即ちマスターを鞍替えしたアバズレと言う事じゃないんかえ?」

ヴリトラちゃんのストレートな直球にセミラミスは憤怒とした表情を見せる。そしてそれに付け加えるようにコアトルさんも霊体化を解き、話へと混ざり始めた。

「ソウデース!マスターが可愛そうでーす!私が優しくマスターをムーチョ♪ムーチョ♪してあげますから、毒虫さんは元マスターさんのところにでも行ってxxxしてればオッケーデス♪」

セミラミスはわなわなと震えだし、とうとうブチ切れた。

「黙っていれば貴様達はッ!!負け犬ほど良く吠えると言うがまさにその通りでであったな、負け犬ぅ!!!」

「「負け犬ぅ!?」」

とこのよのうに3人が集えば喧嘩が止まないのだが、自由時間などはよく3人でつるんでいるのは目にする。

(喧嘩するほど仲がいいとまでは言いきれないが.....)

実は仲はそれほど悪くはないらしい。



「マスターの前で喧嘩はやめてぇーー!!」にゅるる



突如として異界から現れた触手群が3人を拘束する。

「あ、アビーちゃん!」

アビーちゃんが部屋から出てくるなんて珍しい。

「もぅ!マスターったらダメよ、こんな人達ほっといてあっちに行きましょう?」

「あ、うん。」

「ちょ、わえの拘束を解かぬかぁー!」「アビゲイル、ハナシテくださーい!」「小娘、この仮は高くつくぞッ!」

にゅるにゅるにめっちゃ振り回されてる3人を背にアビゲイルに連れられ彼女の部屋へと向かう。

「アビーちゃん、もう大丈夫?」

「大丈夫?何を言っているのかしら、マスター。私はいつだって大丈夫よ。私は私だもの。マスター『だけ』のサーヴァント、アビゲイルよ♪」

ん.........なんだかアビーちゃんの様子がおかしいな。

「えへへ、マスターにはアビーの部屋を見せるのは初めてね。なんだか恥ずかしいわ」

アビゲイルは恥ずかしそうにそう言うと扉のドアへと手をかける。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧