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ライブジャスティスシリーズ

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オーダー・ザ・ヒーロー
  観束マジェスティ/レイオニクスの脅威

カタカタカタカタ

USBメモリのデータを読み込み、情報を開示する5人の開発者。

ウルトラマンスーツの開発者であるヤプール、NEXTスーツ開発者・斎藤、異界の技術者・トゥアール、聖遺物解析官・エルフナイン、そしてラタトスクの解析官・村雨令音。

彼らは以前研究所から盗んだレイオニクスのデータを元にそれに対抗する戦闘兵器の開発を始めようとしていた。

エルフナイン「どうやら、この情報で理解できたのはギガバトルナイザーと次元破壊兵器、グランドキングだけの様です」
ヤプール「恐らくはこのギガバトルナイザーが俺たちをここに呼びこんだ元凶らしいな」
トゥアール「この圧倒的質量を持つグランドキングに対抗できる兵器ともなれば戦艦クラス、でも今の現状ではそんな余力はありませんね」
斎藤「小型兵器でこの二つに対抗できる装備は流石に……」

ドン!!

令音「出来るわ、シンをベースにする多目的戦闘スーツなら」

その言葉にヤプールは気付く。

ヤプール「精霊の破壊力を応用した高出力の戦闘スーツなら、ウルトラマンスーツが最もそれに見合う、それなら……皆、これを見てくれ」

そう言うとヤプールは設計図を表示する。

エルフナイン「これは……」

ヤプール「ダンの野郎が科学特捜隊の命で俺が開発に関わってたウルトラマンスーツ、名前はまだ無いがこのスーツを素体とするなら出来るかもしれない」
斎藤「流石です、これなら絶対に勝てる」

そして令音はゆっくり立ち上がり、メガネを直して告げる。

令音「始めるわよ……」


その一方、士道は自販機でコーヒーを買ったその横で……

総二「街、全部壊れちゃったんだな……」

士道は総二とデッキで街を眺め、悲しく呟く。

士道「総二は悪くないよ、街を助けたんだからさ」
総二「そう言ってくれると楽だよ」

すると士道は召喚された時の総二に対し、本音をぶちまけた。

士道「実は総二がこの世界に来た時、別の世界から来た琴里に見えたんだよね」
総二「俺も、お前の妹観た時、鏡でも見た気分になったよ」

笑いながら似た者同士に話をするが……

リリリリリ

士道「ごめん、ちょっといい?」
総二「いいよ、ここで待ってる」

招集の連絡を受けた士道は呼び出しのあった部屋へと向かった。

士道「この部屋は……」

不在の表札の掛かった部屋を恐る恐る開けると……

狂三「お待ちしてましたわ、士道さん」
士道「急にどうした?」

太腿を銃弾で撫でながら、その手に銃を持つ精霊、刻々帝(ザフキエル)の使い手である時崎狂三は士道に対し、一つ忠告する。

狂三「士道さんはそのフェザーの力以上の物を手にする。場合によってその力は、あなた自身の破滅の力になる」
狂三「どういう事だ」

狂三はまるで何かを知っているようだった。

狂三「その力は、あなたにとって恐ろしいって事ですわ」

話の後にデッキへと戻る士道は狂三の言葉に心当たりを感じていた。

士道「まさか、あの時の……」

士道の脳裏には銃を向け、少女を撃とうとする謎の男、それから少女を庇い、死んだ少年のイメージが過っていた。

士道(一体、この記憶は何を……)
総二「お、戻って来た」
士道「ごめん、待たせた?」
総二「全然いいよ」

士道は狂三の話の意味を知ろうと総二に尋ねた。

士道「一つ、聞いていい?」
総二「急にどうした?」

士道「そのテイルブレス、総二は何のために手に入れた力なんだ?」

総二は少し笑顔を見せ、士道にテイルブレスを見せつける。

総二「テイルオン」

静かに告げた変身コールと同時にテイルレッドへと変身する。

月夜になびくツインテールを見せつけ、士道に告げた。

テイルレッド「ツインテールを守るため、自分の好きな物で世界を守るためだ。このツインテールの魂が尽きない限り、俺は何度でも立ち上がる。愛する何かがあれば、それだけで強くなれるんだ」

その言葉を重みを受けっとった士道は迷いを振り切り、力に屈しない覚悟を受け取ったのだった。



デウス・エクス・マキナ

社長室のアイザックとテーブルを共にする5人の戦士。

殺し屋・エースキラー、ウロボロスのジェイク・マルチネス、パヴァリア光明結社のカリオストロ、アルティメギルの処刑人、イースナとメガ・ネプチューンマーク2。

彼らを前に優雅にワインを注ぐアイザックはグラスを掲げる。

アイザック「君たちには我々では知り得ない技術を提供してくれた事に感謝している。我々の最強兵器、レイオニクス計画の為、杯を交わそうじゃないか」

エースキラー「良いだろう、だが報酬は高いぞ」
ジェイク「面白いモノ見せてくれるなら賛成だ」
カリオストロ「レイオニクスについて知れるならさんせーい!!」
イースナ「え、えっと……」
メガ・ネ「ほな、しっかりせんと」
アイザック「まあ、まだ目的がないのならそれも良い、協力するなら……」

アイザックはイースナの肩を撫で、不気味に伝えた。

アイザック「お望みの物をいくらでも与えよう」

イースナはその読めないアイザックの考えにただ怯えを抑え込むしかなかった。

 
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