八条学園騒動記
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第六百九話 カレーはそれぞれその一
カレーはそれぞれ
トムとシッドそしてエイミーは三人でお昼ご飯のカレーを食べに行った、だがここで彼等はだった。
シッドはふとこう言った。
「何処で食べようか」
「カレー用の食堂でいいじゃない」
トムはすぐに答えた。
「カレーなら」
「高等部の?」
「そう、そこに行ってね」
そうしてというのだ。
「食べればいいよ。あそこカレーなら何でもあるし」
様々な種類のカレーがあるというのだ。
「だからね」
「そうだね、それじゃあ」
「カレー用の食堂なら大学にもあるわよ」
エイミーはその大学に通う身分から言った。
「それも高等部より広いわよ」
「そうなんだ」
「大学にもカレーの食堂あるんだ」
「そうよ、それも高等部より広くて」
エイミーは二人の従弟に話した。
「メニューも充実していて美味しいのよ」
「大学にもあったんだね、カレー用の食堂」
トムは今知った顔で述べた。
「まあカレーは皆食べるし」
「そう、それでね」
「大学にもあって」
「そこに行かない?」
「それじゃあね」
トムは乗り気で応えた。
「そこにしようか」
「そうだね」
シッドも応えた。
「一度試しに」
「大学の方の食堂に行こうか」
「カレー用のね」
「今からね」
「それじゃあ決まりね」
エイミーは二人の返事を聞いて笑顔で応えた。
「今からね」
「三人でね」
「行こうね」
「そうしましょう、本当に美味しいから」
大学のカレー用の食堂のそれはというのだ。
「メニューも豊富だし。ちなみにハヤシライスもあるわよ」
「ハヤシライスもいいよね」
トムはこちらもよしとした。
「美味しいよね」
「そうでしょ」
「うん、僕ハヤシライスも好きだよ」
「私もよ」
「カレーとはまた違うけれど」
それでもというのだ。
「いいよね」
「あの味がね」
「うん、まあ今はカレーを食べるけれど」
それでもというのだ。
「ハヤシライスもね」
「捨て難いということで」
「覚えておこうね」
「それじゃあ今から」
こうした話もしてエイミーの案内で大学のカレー用食堂に行った、そこは確かに高等部のものよりも広かった、そしてメニューは。
「大体あるね」
「カレーはね」
トムとシッドはメニューを見て言った。
「ビーフカレーにチキンカレー」
「ポークカレーにマトンカレーに」
「ハンバーグカレーにソーセージカレー」
「ハムカレーやスパムカレーもあるし」
「ゆで卵カレーに海老フライカレー」
「シーフードカレーもあるね」
「カツカレーもだね」
トムはこのカレーもと言った。
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