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とある蝉様(絆10)とのカルデア物語

作者:SEMIRAMIS
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第六話『ガテン系と呼ばれるのがヤダ』


「セミ様って工事用ヘルメットがすげー似合いそうだよね」

「は?」

純粋な殺意を向けられたのは魔術王以来な気がする。て言うか殆どの英霊達が撤退命令を下されて座へと帰って行ったのにサポートに入れてる奴らの大半は頑なに帰らないんだな。

(なんかダ・ヴィンチちゃんが給料引いちゃうよ〜って脅してくるけど、人理救ったんだからこれくらいのご褒美あってもいいんじゃないっていったら苦虫をすり潰した様な顔で去っていったなぁ。)


ダ・ヴィンチ(絆1)ちゃん、レベル50で再臨してから手を付けてないためか、嫌われてるんだよなぁ。

「やぁ.......チッ」

しかもセミラミス達より以前からいる為か自分へあたりが結構強くなってる気がする。カルデアショップに行くとご覧の通り舌打ちしてくるもん。

「呼符と交換したい?ふふ、マナプリ40個で一枚だよ♪」

しかも最近目に見えてぼったくってくるし。あぁ、何処かの神父に刺されないかなぁ(冗談)

「はい、ヘルメット」

「つけないが」

「今度添い寝してあげるから」

「毎日してるからよい」

「一緒にお風呂入って上げるから」

「毎日入ってるからよい」

「あーんとか間接キスとかしてあげるから」

「寝てる時に直にしてるからよい」

「怖いんですけど.......」

「愛ゆえの行動だと捉えれば良かろう?」

セミ様の何が怖いって頭のキレが早いってことだよね。

「雨が降ってきたし、そろそろカルデアに戻ろっか」

レイシフト先で空中庭園を展開し悠々と時間を過ごす休日も悪くない。それにセミ様の膝枕、最高でした。

「それ________どうだ?」

ヘルメットを奪い取りかぶるセミラミス。

「あぁ.........やっぱり悪くないな、うん」 
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