八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百六話 イルミネーションの前でその一
第三百六話 イルミネーションの前で
僕は香織さんをイルミネーションのとこに案内した、八条町のイルミネーションもかなり奇麗でしかもその場所が広い。
それでだ、僕は香織さんにそのイルミネーションのことを話した。
「神戸のもう一つのね」
「イルミネーションの名スポットよね」
「そうなんだ、八条グループは今の総帥さんが注目してね」
そうしてだ。
「力を入れていて」
「それでよね」
「それこそハウステンボスみたいに」
長崎のあのテーマパークみたいにだ。
「凄くね」
「奇麗なのね」
「もう絵みたいだよ」
それも芸術のだ。
「そんな風だから」
「ネットの画像で観たけれど」
「実際に観るとね」
「違うわね」
「うん、やっぱりね」
このことはイルミネーションに限らずだ。
「観ることがね」
「一番よね」
「そう、だからね」
「観に行くのね」
「そうしようね、それとね」
「それと?」
「クリスマスのハウステンボスはね」
僕はこちらの話もした。
「また凄いらしいよ」
「イルミネーションが」
「ヨーロッパをイメージしているから」
それだけにだ。
「もうクリスマスはね」
「他のところよりもなのね」
「凝っていてね」
「凄いのね」
「そうなんだ、ああしたところはね」
僕が心から思うことだ。
「ずっとね」
「あって欲しいわね」
「そう思うよ」
「ハウステンボスっていいところだから」
「これまでピンチもあったけれど」
出来てからあちらも色々あった、順風満帆とはいかなかったこともあの場所の歴史だ。歴史は常に何かあるものだ。
「山あり谷ありでね」
「今もあるわね」
「だからね」
「これからもよね」
「あって欲しいよ、あと佐世保もね」
ハウステンボスのあるこの街自体もだ。
「これからも自衛隊の街で」
「いい街なのよね」
「そうなんだ、長い商店街があってね」
「賑やかなのね」
「それでいて静かで」
「そうなの」
「居酒屋も多いけれど」
自衛隊の街なので飲む人が多くてだ。
「それでもね」
「静かな街でもあるのね」
「アメリカ軍の人達もいるけれど」
アメリカ軍の基地、港もあるのだ。
「紳士なんだ」
「そうなのね」
「このことは横須賀や厚木もだよ」
「どっちも海軍よね」
「海軍は紳士の人が多いんだ」
僕としてはそうした認識だ。
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