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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十三話 大群での攻勢その三

「今のところはね」
「そうですか」
「この世界は戦える人多いし」
「逆に言えばサポートメンバーが少ないね」
 鏡の父はこのことに不安そうな顔で述べた。
「それがね」
「問題ですか」
「うん、サポートメンバーもいないと」 
 鏡はマリンに話した。
「困るんだよ」
「そういえば戦う人ばかりですね」
 マリンはここで仲間達を見回した、自分達勇者と言われる者達だけでなくライダー達も見回して言った。
「私達は」
「サポートメンバーは僕と日向さんと」
「明日那さんだけですか」
「だから今回はね」
「明日那さんはサポートに徹されるんですね」
「うん、後ろで手当てをしたり食べものの用意をしたり」
「そうしたことをですね」
「してもらう人達も必要なんだ」
 スサノオとの戦いではというのだ。
「だからなんだ」
「そういうことですね」
「うん、それとね」
 鏡の父はさらに話した。
「ホイミとか回復魔法はね」
「どんどん使っていくことですか」
 エイミが応えた。
「戦闘中に」
「もう物惜しみしないで」
 そうしてというのだ。
「使っていこう」
「わかりました」
 エイミも確かな声で答えた。
「そうしていきます」
「バグスターの数は多いから」
 戦いの時出て来る彼等はというのだ。
「だからね」
「回復魔法もですね」
「どんどん使っていこう」
「キアリーやキアリクはどうかしら」 
 レオナはこうした魔法に言及した。
「使っていくべきかしら」
「必要なら。ただバグスターは毒は使わないね」
「ええ、これまで使って来た記憶はないわ」
「僕も心当たりはないよ」
 毒や麻痺を使うバグスター達はというのだ。
「これといってね」
「ショッカー等の組織では多かったです」
 日向はこう話した。
「毒を使う怪人は」
「ショッカー?ああスサノオが出した最初の組織ですね」
 ポップはすぐに頷いた。
「ダブルライダーが戦った」
「仮面ライダー一号と仮面ライダー二号が」
「そうでしたね」
「あの組織ではです」
「毒を使う怪人も多かったですか」
「蜘蛛や蠍や蜂の怪人も多かったですから」
 日向はポップに落ち着いた声で話した。
「ですから」
「だからですね」
「そうした怪人も多かったですが」
「バグスターの連中については」
「私も心当たりがありません」 
 そうだというのだ。
「ですから今回の戦いではです」
「キアリーやキアリクは使う機会がないんですね」
「そうかと。その分です」
「ホイミとかを使うことね」
 レオナは日向の言葉に頷いて述べた。
「ベホイミもベホマも」
「そしてベホマラーも」
「わかったわ、どんどん使っていくわ」
「回復魔法も必要だ」
 ヒュンケルは強い声で言った。 
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