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顰みに倣う

作者:サメっち
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第1章 模倣の神

 
前書き
異世界転生をしようになった俺は、自称神様の力不足により転生を失敗してしまい、
神の部屋に来てしまった、 

 
頭が痛い、手足が冷えきって動かない、
「ここは何処なんだ」
と自分が言っているはずの声に違和感を感じた、やたら声が高い、俺は今年で20歳を迎えるはずだった男だ、こんな可愛い声は初めて聞いた、こんなこと言ったら????に怒られてしまう、、
やっと手足の感覚が戻ってきた、だが、ひとつ、いや、いくつもの違和感に気づいた、
胸がやたら重い、そして息がしずらい、まるで誰かに常に首を締められてるようだ、、だが、そんな事どうでも良くなるほどの違和感がある、、そう、〖無い〗のだ、アレが、その瞬間俺は夢を見ているのだと確信した、
我ながら想像力が豊かだと感じる
「これは夢だ、早く現実に、、、、現実?」
急に身体が震えだした、何故だ、なぜ俺は
「生きている?」
________________________

「おっはよー」
「あ、おはよ」
こいつは俺の彼女の????だ
高校2年の時から付き合っている
「そろそろだね!」
彼女がそう言っているのを見て俺は微笑んだ
俺は彼女とある約束をしている
「結婚の話だろ?」
そう、俺は彼女と20歳を迎えた瞬間に
結婚をする約束をしている、
そして俺の誕生日はちょうど1ヶ月後だ
正直実感が湧かない、
まあいい、もう少しすれば実感も湧いてくるだろう、
「何黄昏てるの?」
「あ、ごめんごめん」
「そろそろ夫婦になるんだからしっかりしてよね?!」
「わかってるよ、」
「あ!今私の事めんどくさい女と思ったでしょ?!ひどい!」
「ごめんごめん!思ってないから!」
俺は????とこんな会話をしているだけで楽しかった、人生が充実していた、これがリア充とゆうやつだ、
だが、こんな生活も続く訳もない
「危ない!」
「ん、」
これが俺の人生最後の言葉だった、
我ながら情けないものだ、
_______________________

「俺は死んだはずだ、」
「こおおおおおんにちわあああああああ」
急に耳に飛び込んできた大声に俺は飛び上がっておどろいた、
「誰ですか?あなた」
目の前には白髪で色白の露出度が高い服を着たショタが立っていた
「あ!初めましてだね!こんにちは!
僕の名前はエリラックだよ!気軽にエリって呼んでね!」
なんだコイツ、引くほど馴れ馴れしい、
俺の苦手なタイプだ、
「あの、、此処って何処なんですか?」
そう、俺はさっきから下水道のような雰囲気の石で出来た部屋にいる、
「あ?ここ?気になるぅ?」
「はい」
「教えて欲しい???」
「はい」
「ほんとのほんとにぃ??」
「はい」
「んん、分かったよ!教えてあげる!
ここは神の部屋だよ!」
なるほど、ここは神の部屋なのか、
って、なんだよそれ、天国とか地獄となからまだしも、神の部屋って、しかも、神の部屋にしては汚すぎるし、そもそもこんなショタが神なのかも分からない、確認してみるか、
「貴方、ほんとに神なんですか?」
「、、、、」
目を瞑って急に黙り込んでしまった、まさか、この質問タブーだったりするのだろうか?、質問を変えてみよう
「あの、なんの神をやられているんですか?」
「、、、、」
これは完全に無視されている、
「あれ?あのー、まさか寝てます?」
自称神様の身体を揺らしてみる
「ンッ///」
急に変な声を出され俺はテンパって後ずさりしまった、
「あ、寝ちゃってた?!ごめんごめん!僕たまに急に眠くなって寝ちゃうんだ!」
「なんだよそれ、」
「あ、僕が本当に神様か知りたいんだよね!」
「聞こえてたのかよ、」
「紹介不足だったね!僕は模倣の神だよ!」
「模倣の神?なんですかそれ、もっとなんか、地の神とか、風の神とか、そーゆーのじゃないんですね」
「僕は神の中でも下の方だからね、名が通ってない方が普通だよ、」
神様に上下関係なんてあるんだ、など思ったが結局今はそれ以上に大切な事がある
「あのエリさん」
「なんだい?」
「今の俺ってなんなんですか?」
そう、俺は女体化しているのだ、
正直神様とかよりこっちの方が大切だ
「ごめんね!あのー、転生時に色々不具合が起きちゃって、、、性別変わっちゃった、」
「転生?なんですか?それ」
「へぇ、今どき知らない子いるんだぁ、意外だなぁ、」
エリは何か1人でボソボソ言っている、
「あの、もう一度聞きますね?転生ってなんですか?」
「そんな教えて欲しいなら、仕方ないなぁ
転生って言うのは別の世界から、違う世界へ魂ごと移動すること、普通だと直接異世界へ行くんだけど、僕の力不足で不具合が起きちゃってね、経由地点として僕の神の部屋をつかってるんだ、もう回復したし、行く?」
「え?ちょっと待ってください!
俺って死んでるんですよね?なんで生きてるんですか?」
「魂は死ぬことはないからねぇ、」
あくびをしながらエリは言っている、
俺は少しづつでも理解を頑張っている
「と、とりあえず俺は死んで魂だけ他の世界に移動させようとおもったらエリさんの力不足でここにいるってことでいいですか?」
「へへへ、申し訳ない、、、
あっ!何かお詫びをしたいな!、、、、、
ううん、何がいいかな、、、、あっ、あれでいいや!
君には僕とほぼ同じ能力の〖模倣〗をあげるよ!結構便利だし有効活用してよ!
あっ!時間が迫ってるね!じゃあ異世界生活頑張ってね!」
「えっ、ちょ、」
最後までショタに振り回され少し不機嫌な俺の視界は白い光で包まれた 
 

 
後書き
ここから俺の異世界生活がはじまる! 
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