ヘタリア学園
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第六百十二話 イタリアとギリシアの縁
第六百十二話 イタリアとギリシアの縁
実はイタリアとギリシアは古い古いお付き合いがあります。それでお互いよく知っています。それがどうしてかというと。
「こいつの爺ちゃんが俺のお袋にしょっちゅう声をかけていた」
「そうみたいだね。何か爺ちゃん凄い女好きだったから」
「その時親父は死んでたから一応そのあたりは大丈夫だった」
どうやらギリシアは母子家庭で育ったようです。この辺りどの国もかなり不明ですが。なお日本は噂ではあの世まで奥さんを迎えに行った人がお父さんだそうです若しくは全く謎の物凄い偉い人だという噂もあります。上司の上司の方のご先祖様にしろかなり凄いお話が一杯あります。
「しかし。御前の爺様はうちのお袋にとかくしつこかった」
「そうそう、ギリシアのお母さんだけじゃなかったんだよね」
ローマ帝国はそれで終わるような人ではなかったのです。
「エジプトのお母さんにも声かけてたしそれこそあちこちの」
「その辺りは同じだな」
ギリシアはイタリアを見つつ言いました。
「女好きなところは」
「そうかな。俺そんなに女好きかな」
「一応戦いに関すること以外は似ていると思う」
義理死は朴訥にイタリアに述べます。
「それだけはあれだがな」
「ちょっとそれは。兄ちゃんもそうだけれど」
これでも一応その喧嘩にも強かったローマ帝国の孫です。
「しかしだ。俺の家に来るのはいい」
「うん」
「だが。女の子に声をかけまくるのは止めろ。困っている」
「そんな、それじゃあ何の為にギリシアに行くんだよ」
こう言われると泣きそうな顔になるイタリアでした。やっぱりローマの孫ではあるようです。
第六百十二話 完
2009・3・3
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