八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百九十八話 クリスマスのはじまりその一
第二百九十八話 クリスマスのはじまり
いよいよクリスマスになった、朝起きて部屋を出て一階に下りるとだった。そこで詩織さんと会って挨拶の後で言われた。
「今日は香織とよね」
「うん、二人でね」
こう詩織さんに堪えた。
「一緒に行って来るよ」
「それじゃあね、私もね」
「彼とだね」
「ええ、正岡君とね」
「そうするんだね」
「そうしてくるわね」
「楽しんできてね」
こう詩織さんに返した。
「それじゃあ」
「ええ、そしてね」
それでというのだ。
「はじめてのデートだけれど」
「二人でだね」
「楽しんでくるわね」
「そうだね、ただね」
「ただ?」
「これ皆だよね」
僕は八条荘の皆の話をした。
「本当に」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「皆それぞれね」
「楽しくよね」
「クリスマスだから」
それでというのだ。
「そうしないとね」
「だから私達もなのね」
「正岡君と宜しくね」
「それじゃあね」
「僕もそうしてくるし」
「香織と」
「そうしてくるよ、それがいいことなら」
ちゃんとした恋愛ならだ、この場合は。
「素直に楽しめばいいしね」
「そうなのね」
「不倫とか浮気じゃないとね」
「それは駄目よね、やっぱり」
「何かクリスマスにそれで刺されたアニメあったから」
その後の展開も凄かった。
「そういうのでないとね」
「いいのね」
「そう思うから」
それでだ。
「詩織さんもね」
「楽しんできて」
「僕もそうしてくるからね」
「皆もなのね」
「そしてね」
「いい一日に」
「していこうね」
こう詩織さんに話した。
「今日は」
「ええ、しかしね」
「しかし?」
「いあ、正岡君はね」
その彼のことも話してきた。
「凄い器みたいよ」
「そうだね、何か海みたいな」
「そんな人ね」
「僕も思うよ」
正岡君がかなり器の大きな人だとだ。
「そうね」
「義和もわかるわよね」
「お話してね」
ベンチに一緒に座ってだ。
「その時にね」
「わかったのね」
「彼は将来大物になるんじゃなくて」
「もう既によね」
「大物で」
それでだ。
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