八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百九十七話 終業式が終わってその七
「現実でな」
「それでだね」
「ああ、しかもな」
それに加えてというのだ。
「あんな軍隊だからな」
「もう無茶苦茶な国だね」
「ああした連中は自衛隊も嫌うけれどな」
「あの国の軍隊はいいんだね」
「皇室を嫌いな人って」
お約束でだ。
「北朝鮮が好きで」
「あの将軍様も好きでな」
「自衛隊は嫌いだね」
「どうかしてるだろ」
「うん」
僕が思うにだ。
「本当に」
「そうだろ、お前には人の筋は教えたくてな」
「こうしたこともだね」
「教えたろ」
「北朝鮮がおかしな国だって」
「あの国がおかしくないって思うのはな」
それこそというのだ。
「常識がないんだよ」
「そうだよね」
「だからな」
それでというのだ。
「こうした連中の言うことはな」
「気にしないことだね」
「一言で言うと馬鹿だからな」
正直多くの人がそうした人達に思うことだろう、さもないと普通にあんな国を支持出来る筈がない。
「だからな」
「気にするな、だね」
「ああ、ああした連中こそなんだよ」
「そうした人達だね」
「馬鹿なんだよ、学校の成績が悪くてもな」
それでもというのだ。
「馬鹿じゃないんだよ」
「親父そうも言ってたね」
「ただ勉強していないだけでな」
「何でもないことだね」
「馬鹿ってのはものを知らないことなんだよ」
「そうも教えてくれたね、親父」
「ああ、そもそも鹿の絵を見て馬って言ったのがはじまりだからな」
司馬遷の史記にあることだ。
「それで阿呆はものがわからないことだよ」
「阿房宮だったかな」
「始皇帝のな」
「それ位巨大な宮殿築いたから」
「この言葉が出来たんだ、だからな」
「そうした人達はものを知らないんだね」
「ついでにわからないな、だから馬鹿なだけじゃなくてな」
さらにというのだ。
「阿呆でもな」
「あるんだね」
「本物もな」
俗に悪口で言われるのでなくというのだ。
「それになるんだよ」
「成程ね」
「俺はそれがわかってるつもりだからな」
それでというのだ。
「お前にもな」
「そう教えてくれたんだ」
「そうさ」
実際にという返事だった。
「馬鹿っていうのはな」
「人間としてだね」
「幾ら学校の成績がよくてもな」
それでもというのだ。
「馬鹿はいるんだよ」
「学者さんでもだね」
「ああ、学者とか学校の先生はな」
「特にだよね」
「馬鹿が多いからな」
「本当に学校の成績だけなんだ」
「ああ、その実はな」
それがというのだ。
ページ上へ戻る