夢幻水滸伝
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第百七十九話 星達の集結その八
「釣りの時見たって言うてます」
「そうなんか」
「食べたことはなくても」
「そうか、しかし自分リトルリーグにおったんか」
「それで今部活は野球部です」
中里にこのことを唐揚げを食べつつ話した。
「今も野球してます」
「そやねんな」
「はい」
実際にというのだ。
「ポジションはライトです」
「そこか」
「あとキャッチャーもできますだ」
「そっちもやな」
「そうです」
「野球いいですよね」
千歳はラーメン、札幌風とうそれを食べながら言ってきた。
「観ていて面白いです」
「そやな、あれも」
「私は日本ハムファンです」
「北海道民やからやな」
「そうです、部活はアニメ部ですが」
千歳は部活の話もした。
「そこでも何時かです」
「野球のアニメ作りたいんやな」
「それも大沢親分主人公の」
「あの人か」
「やっぱり日本ハムはあの人が作ったチームなので」
「東映から生まれ変わった感じするな」
「ですからあの人の存在は特別で」
日本ハムファンにとってというのだ。
「ですから」
「何時かはか」
「あの人主人公にした作品作りたいです」
「それも面白そうやな」
「はい、そうした作品作りやすいです」
「日本ハムっていうたら大谷さんやが」
トウェインがたぬきそばを食べつつ言ってきた、関西なので上に薄揚げが乗っている、関西では狐うどんとたぬきそばでありきつねそばやたぬきうどんはない。揚げがあるうとんがきつねうどんでそばがたぬきそばなのだ。
「あの人化けモンやな」
「あの人超人か?」
羅もどうかと言う顔で言った、彼は鴨そばを食べている。だが鴨といってもその実は鶏のそれである。
「冗談抜きで」
「その意気やな」
メルヴィルは天麩羅そばを食べつつ言った。
「ほんまに」
「バッターとしてあれでピッチャーやと一六五キロか」
施は月見そばを食べながら言った、彼の速球について。
「スピードガン壊れたんか」
「そのレベルやな」
リーも述べた、彼が食べているのははいからそばだ。天かすを入れたそばである。
「ほんまに」
「ああ、大谷さんは怪物や」
芥川はざるそばを食べつつ言い切った。
「昇進正銘のな」
「私達の中にいたら」
どうかとだ、シェリルは肉そばを食べつつ述べた。
「凄い戦力だったわね」
「文句なしにうち等の中で一番やで」
綾乃は山菜そばを食べながら言った。
「ほんまに」
「大谷さんはほんまに凄いからな」
中里も言った、彼はここでその手に山かけそばを持った。そうしてそのそばを食べつつ言うのだった。
「冗談抜きで」
「そやからね」
「僕等の中におったらな」
「間違いなくトップやで」
「僕等のな」
「うちは太平洋と地下世界の棟梁やけど」
綾乃はその立場から述べた、綾乃は今は若芽そばを食べているがそうしながらこうしたことを言うのだった。
「大谷さんが来たら」
「棟梁の座を譲るか」
「あの人やったら」
それこそというのだ。
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