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夢幻水滸伝

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第百七十九話 星達の集結その一

                第百七十九話  星達の集結
 太平洋と地下世界の星の者達はプールサイドの中にある広場多くの椅子やテーブルをセットしたそこに集まった、全員で様々な軽食やスイーツ、飲みものを持ってきている。だがアルコール類はない。
「流石にお酒飲んで泳いだらあかんで」
「死ぬで」
 シェリルが綾乃に述べた。
「そうしたら」
「そやからね」
「お酒はやね」
「皆お酒好きやけど」
 それでもというのだ。
「危ないから」
「今はそっちは控えて」
「ジュースとか甘いお茶とか炭酸飲料にしとこな」
 綾乃はアイスレモンティー片手に話した。
「そうしよな」
「それがええわね」
「お酒は何時でも飲めるし」
「特にあちらの世界やとね」
 シェリルはアイスコーヒーを応えた。
「そうやし」
「ほな今から」
「飲んで食べて歌ってお話して」
「お互いを知ろうな」 
 こう話してだった。
 綾乃は棟梁として一同に親睦会のはじまりを告げた、その言葉を聞くと一同は早速飲んで食べてだった。
 談笑と歌それに宴会芸に興じはじめた、その中で。
 中里は綾乃に言った。
「聞き忘れてた日本組の部活のことをな」
「聞いてくんやね」
「この機にな」
「ほなね」
「今からな」
「聞いてこか」
「ああ、おいら自転車部だからな」
 二人の向かい側の席に麻友と一緒にいる幸田が言ってきた。
「そこの部長だよ」
「それで副部長が難波やな」
「そうだよ、あいつがポイントゲッターでな」
「自分が頭脳やな」
「あいつは作戦立てるの好きじゃねえからな」
 幸田は難波のそのことを話した。
「それでトップになるのもな」
「好きやないな」
「それでおいらがだよ」
 まさにというのだ。
「部長もやってな」
「作戦もやな」
「立ててるんだよ」
「そういうことやな」
「そうさ、これでも全国大会の常連だぜ」
 幸田は笑ってこのことも話した。
「凄いだろ」
「ああ、確かにな」
「今年も頑張るぜ」
「そして私はです」
 今度は太宰が言ってきた。
「将棋部です」
「自分も部活してるんやな」
「はい」
 中里に微笑んで答えた。
「左様です」
「そやねんな」
「これがまた面白くて」
 将棋もというのだ。
「顧問の先生もまともですから」
「顧問の先生がまともだけでもな」
「全く違いますね」
「正直日本の学校の先生はガチクズとか異常者が多い」
 中里は太宰にもこのことを話した。
「暴力振るってもお咎めなしとかな」
「普通にありますね」
「そやからな」
「先生がまともですと」
 それだけでというのだ。 
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