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夢幻水滸伝

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第百七十七話 ケバブを食べながらその十二

「実際凄いからな」
「それを言うとブラジルもね」
 アレンカールも苦い顔で言う。
「結構ね」
「最近中国も太ってる人増えてるわ」
 羅も祖国のことを言う。
「何でも人口の五分の一か四分の一はそうらしいし」
「色々カロリー高いの食べてな」
 施はその原因を指摘した。
「そのせいでな」
「カロリーを高いものを食べたら太る」
 シェリルは今度はこのことを指摘した。
「そういうことね」
「私は胸の話しかしてへんが」
 りーはそのシェリルに言った。
「肥満の話はな」
「してへんね」
「自分がはじめたからな」
「そうね、けれど実際にね」
「オーストラリアではか」
「起きた世界では肥満が多いわ、そして」
「あちらの世界でもな」
 同じ南洋の棟梁だった者としてだ、リーは述べた。
「どうもな」
「そうした人が増えてきたわね」
「食生活のせいやな」
「食べものが豊富なのはええことでも」
 それでもというのだ。
「問題は食生活ね」
「そやな」
「その辺りも真剣に考えていかんとな」
 中里も述べた。
「あかんな」
「民の健康のことも大事だ」
「バランスのええ食事を摂ってもらう」
「そうしたことを知らせることもな」
「政やな」
「食べものがあってあれを食べるなこれを食べるなはな」
「普通の国やと言えんしな」
「だからな」
 それでというのだ。
「栄養バランスだ」
「それが大事やってことをな」
「教育等で知らしめるべきや」
「そやな」
「お酒にしてもな」
 これもというのだ。
「過度の飲酒はな」
「あかんことを教えるべきやな」
「そういうことや」
「そうしたことも政やな」
 中里はあらためて述べた。
「実際に」
「そやね、食べものはバランスよくたっぷり食べる」
 綾乃はここでこう言った。
「それが一番やね」
「金田正一さんの言葉やな」
「そやで、四百勝した」
 綾乃は中里にも答えた。
「あの人が言うててん」
「あの人食事にも気を使ってたな」
「それでええお肉に野菜をいつも沢山食べて」
「めっちゃ練習してたんやったな」
 一日六千カロリー摂取してそのうえでランニングを中心にかなりの練習をしていたとのことだ。尚一般の成人男性の一日の摂取カロリーは三千カロリーである。 
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