夢幻水滸伝
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第百七十二話 プールに行ってその十二
「ええんか、褌」
「ちゃんと売り場で売ってますけえ」
「このプールではええんですじゃ」
「もっともわし等のこれは自前です」
「水着用の褌ですじゃ」
「下着やなかったらええが」
それでもとだ、トウェインはまた言った。
「褌は思わんかったわ」
「まあ日本の下着で水着やしな」
今度は彼が羅が言った。
「ええやろ」
「褌穿くには勇気がいります」
こう言ったのは遠藤だった、黒のオーソドックスなトランクスの水着だ。
「どうも」
「日本のもんでもか」
「何か穿くと」
遠藤は施に答えた。
「日本男児って思えるんでしょうが」
「それでもかいな」
「あのデザインは今では大胆なので」
「確かにそやな」
メルヴィルは遠藤のその言葉に頷いた。
「ティーバックやからな」
「そうですから」
「あれは大胆やわ」
「褌穿けたらそれだけでどれだけ凄いか」
今度は志賀が言ってきた、温厚な雰囲気でも長身と逞しい身体で威圧感がある。だが水着は青のトランクスと地味だ。
「ほんまに」
「やっぱり私達はこれですね」
石川は自分のダークブルーのトランクスの水着を見て言った、痩せていて青白い身体でひょろっとした感じだ。
「トランクスです」
「下着もこれやしな」
川端も痩せた感じであばら骨が出ている、だが見れば手足には筋肉は結構あり腹筋もだ。エメラルドグリーンのトランクスの水着だ。
「トランクスやし」
「そやな」
志賀は川端のその言葉に頷いた。
「褌は穿くのに勇気がいるわ」
「どうしても」
「じゃあ女の子は穿いちゃ駄目かい?」
ここで玲子の声がした、その声は笑っていた。
「褌は」
「女の子は余計に覚悟いるやろ」
川端はその玲子に言った。
「かく言う自分もビキニやないか」
「この通りね」
玲子は笑って言った、見ればその水着は青と白のストライブの肩紐のないしかも下は横を紐でくくるビキニである。
「あたしもこれだよ」
「ビキニやな」
「それにしたよ」
「ビキニは恥ずかしいですが」
今度は雅が出て来た。
「ですが今は主流ですね」
「いや、その水着はじゃ」
「ビキニ以上じゃ」
井伏と山本は雅の水着姿を見つつ言った、それは白のワンピースだが臍の部分は見えていて胸の露出もかなり多い。肌が黒いのでその白が映えている。
「それはグラドルでも相当覚悟がいる水着じゃろ」
「着るのにのう」
「ですがビキニは恥ずかしくて」
雅は顔を赤くして広島の二人に答えた。
「ですから」
「それでか」
「その水着なのか」
「そうです」
まさにというのだ。
「私は」
「そやから言うたやろ」
雅の横に麻里佳が来た、オレンジの普通の露出のビキニである。
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