新オズのオジョ
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第五幕その三
「そのことも言っておくわ」
「どうしても幸せになることがいいことだね」
「オズの国ではね、そして喜んでもいたわ」
「楽しんでもだね」
「そうなっていたわよ」
こうお話するのでした。
「本当に」
「パンダさん達と楽しく過ごせていたね」
「そして旅に出て」
「こちらの楽しみをだね」
「満喫出来るわよ」
これからそれが出来るというのです。
「楽しみにしていましょう」
「今から」
「そうして先に進んでいくわよ」
「このまま先に進んでいけば」
どうかとです、神宝は目を輝かせて言いました。
「関羽様のお屋敷に行けるよ」
「関羽さんにお会い出来ると思うと」
恵梨香も期待に胸を膨らませている感じです。
「足が自然と速くなるわ」
「強くて賢くて優しくて立派な人だっていうなら」
ジョージも関羽さんについて言います。
「どんな人か楽しみだよ」
「確かお鬚が凄く立派でお身体も大きくて」
カルロスは関羽さんの外見のお話をします。
「昔の中国の武将の身なりで赤兎馬に乗っていたね」
「それでいつも青龍偃月刀を持っていて」
ナターシャは関羽さんの武器について言及しました。
「あと本も持っているのよね」
「持っている本は春秋左氏伝っていう本で」
神宝は関羽さんのお話を皆にしました。
「関羽さんはそれをずっと読み込んでいるんだ」
「学問もあるっていうけれど」
「読書家でもあるんだね」
「だから関羽さん賢いのね」
「学問も好きだから」
「物凄く強くて学問も好きだから」
神宝は四人に笑顔で話していきます。
「文武両道の英雄なんだよ」
「しかも約束は絶対に守る」
「嘘は吐かない」
「自分より弱い人を護る」
「そうした人でもあるのね」
「だから凄いんだ、関羽様は中国人のヒーローだよ」
そこまでの人だというのです。
「本当にね」
「神宝は本当に関羽さんが好きね」
笑顔で、です。オズマは関羽さんのことを熱心にお話する神宝に言いました。
「お話を聞いていると」
「はい、中国にも沢山のヒーローがいますけれど」
「その中でもなのね」
「関羽さんは特に有名で素晴らしいヒーローで」
それでというのです。
「僕が一番好きな英雄の一人なんです」
「それでなのね」
「オズの国におられるなら」
それならというのです。
「是非です」
「お会いしたいのね」
「そうなんです、おられると聞いた時から」
まさにその時からというのです。
「お会い出来る時を楽しみにしていて」
「これから会えると思うと」
「期待で胸が膨らんでいます」
「そうなのね」
「とにかく凄く大きな人で」
神宝は関羽さんのお話をさらにします。
「二メートル十はあるんですよ」
「大きいことは知っていたけれど」
それでもとです、オジョが驚きの声で言ってきました。
「いや、フットボーラー並だね」
「アメリカンフットボールのですね」
「選手並だね」
「実際にそこまでの大きさで体格もです」
「そこまでなんだね」
「はい」
実際にというのです。
「そうした体格なんです」
「それは強いね」
オジョもこう言います。
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