H2W2 〜君がいた夏〜
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プロローグ
前書き
徒然なるままに書き始めます。
ありふれた日常…
蒸し暑さが体の体温を上昇させる。
極度の緊張感と使命感
そのどちらが欠けていても今この場に俺は居なかっただろう。
『ピッチャー国見、大きく振りかぶって投げた!』
ストライク!バッターアウト
ゲームセット
テレビ越しにも分かるほどの大歓声
世間は新たなるヒーローの誕生に沸き上がる。
1人マウンドで汗を拭った青年は後ろを振り返ると大歓声に包まれた球場をぐるりと見回す。
その仕草が俺にはとても眩しく、
そして輝いて見えた。
----XXXX年 夏
北東京都代表 千川高校
夏の全国高校野球大会 全国制覇
この一瞬は俺がおじいちゃんになっても忘れる事はないだろう。
そしてこの興奮を越える舞台に向かって
俺は…俺たちは走り続ける
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