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宇宙戦艦ヤマト2199~From Strike Witches~

作者:相模艦長
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序章 AD1945~2195

 
前書き
ども、相模艦長です。
初めて書くやつが、別のサイトで別名義で書いてたやつになろうとは…たはは… 

 
西暦1945年。
 極東に位置する国の最新鋭艦として生まれたその艦は、当時地球上で繰り広げられていた戦争にて早速出撃任務を言い渡され、遥か遠き地中海へと足を運んだ。
 そこで艦は1人の少女と出会った。その少女は空を自在に駆け抜け、常人とは全く異なる力を以て、その当時の世界の『敵』と戦っていた。
 最初に出会った時、彼女は艦の内部で起きた事故で傷ついた者達に寄り添い、救いの手を差し伸べた。その最中に彼女らの『敵』が現れ、彼女は艦が運んでいた『翼』で舞い上がり、『敵』を打ち倒した。それ以来その艦は彼女と、彼女らの舞う空に憧れた。
 そんなある時、艦は空を飛ぶ機会を得た。皮肉にも、彼女らと相対する『敵』の力によって。
 仮にも空に舞う機会を得た艦は、『敵』を倒すために舞い上がり、そして彼女らとともに『敵』を撃ち倒す事に成功した。
 その際、艦は2人の少女の力を授けられ、そしてそれに『敵』の力も合わさり、艦は最早ただの兵器ではなくなった。そしてその奇跡は艦に新たな道を与える事となった。

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西暦1951年。
 その年、極東の地にこの地球とは異なる時を進んだ者達が現れ、この世界にて迫害されていた者達と手を組んだ事から新たな戦争が起きた。
 艦は新たな『敵』に対する旗印となって再び争いの場に乗り出し、彼女とともに幾つもの戦場を駆けた。
 世界中を巻き込んだその争いは4年も続き、多くの命が戦火に散って行った。そして艦と彼女は、人間の元来持つ醜さとそれを克服しようとする潔さ、世界の発展を形作る光とその中で埋もれようとしていた闇、その両極端を目の当たりにし、或る時は醜さと闇がもたらす悪意に打ちひしがれ、その中で仲間達のもたらす潔さと光がもたらす善意に救われてきた。
そして世界そのものの未来を賭けた決戦の一つで艦と彼女は、未来を守る代償として長らくの(とき)の中で朽ちて終わる権利を失い、気の遠くなる程に長い時間を歩み続ける事を運命づけられた。
この将来に繋がる決断が果たして正しいものだったのかは艦にとって今も知る事は出来ない。しかし、彼女とともに世界の全てを見るだけの時間を得、知りたいこと全てを知れたのは何物にも変え難い事だった。
そしてその経験が、艦の二つ目の新たな道へと変わった。

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西暦2191年。
 海に漕ぎ出でて250年もの時が流れようとした時、地球は史上初めて、地球外生命体と接触。地球側は穏便に交流を持とうとしたが、相手の返答は史上初の星間戦争の開戦を告げる攻撃だった。
 余りに圧倒的な軍事力に地球側は押され、果てには地球の大気を汚す無慈悲な攻撃を浴び、かつて艦が進んでいた海は枯れ果て、多くの生命(いのち)が過去の記憶だけの存在となり果ててしまった。
艦も戦いに否応なく巻き込まれ、地球人類が生き残るための糧の一部として、他の艦船とともに消えゆく筈だったが、或る時同じく外宇宙から訪れた存在によって、新たな海へ漕ぎ出で、同時に新たな空へ羽ばたく機会が与えられた。






































その艦の名は、戦艦「大和(やまと)」。 
 

 
後書き
次回、『原作』第1話。 
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