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転生したらまたしても猫娘だった件

作者:炎の剣製
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NO.001 転生

 
前書き
お久しぶりです。

と言っても完結したのはつい最近ですからそんなに経っていませんね。

まぁそんなわけで転スラとのクロスオーバーです。

駄文かもしれませんが楽しんでください。



――追記――

大幅に統廃合を修正しました。
まだこういう修正ができるよというのは感想でお願いします。 

 
…………あの世という概念があるのなら出久とフォウはそこへと向かっているのだろう。

 

だが、魂の半分は分割されて残滓として弟子に与えた『ワン・フォー・オール』へと流れていった。


そして、それを見届けて本来の出久とフォウの魂はというと、


『フォウ……魂も半分は弟子に流れていったしこれでもう思い残すことはないかな?』
『そうだね、イズク。でも…………これでイズクのお友達からもらった個性達も無駄ではなかったって感じだね』



そう…………それは遡る事、まだ学生在学中にお茶子が言い放った一言から始まった。















「デクちゃん! もしも……もしもだよ? 最悪デクちゃんが私達よりも先を生きていく事になるんだったら……私の個性をその時にデクちゃんにあげる!」
「麗日さん!? それって!」
「わかってるの……デクちゃんは私達と一緒に同じ時間を生きて一緒に逝きたいっていう望みを持っている事は……でも! もしもそれが果たされなかったら私はきっと後悔する……。死んでも死にきれんよ」

お茶子は目に涙を浮かべながらそう語る。
出久はそれでなにも答えられずにただ嬉しくて、同時に泣きたい気持ちになった。
お茶子が自分のためにここまで想ってくれている事を……。

「でもよー……それじゃどうすんだ? おいら、個性の渡し方なんてできないぞ?」

そこで周りで聞いていた1-A一同も会話に参加してきた。

「確かに……ふがいないがオールフォーワンみたいに自由に個性を与えたり譲ったりはできないからな。そこ等辺はなにか考えがあるのかね? 麗日君」

飯田に聞かれたお茶子は頭を少し捻って「うーん、うーん」と考えてはいるのだが、なかなか発言してこない。
それで業を煮やした爆豪が吼える。

「てめ、麗日! 考えなしにそんな発言したのかオラッ!」
「いや、待って! ちゃんと考えはあるんよ? ただ、それはデクちゃんにも相談しないといけない話で……あと、もし皆もこの話に乗るなら血判状くらいは用意した方がいいくらいだから」
「血判状かよ!? また古い言い回しを知ってんな、麗日」
「血で結ばれた絆……深いな」

切島と常闇がそう発する。
確かに……血判状というのはヤクザとか義理人情系でしかもうお目にかかれないほどに時代的に古いものなのだから。

「お茶子さん、話してください。もし緑谷さんのためになるのでしたらわたくしは協力を惜しみませんわ!」
「やおももほどじゃないけど、ウチもその話は詳しく知りたいね」
「いいねいいね! わったしもー!」
「私も私も!」
「聞かせてちょうだい。お茶子ちゃん」

女子全員ももう乗り気であった。
それで問われたお茶子は一回深呼吸をしながらも、

「もしも、もしもだよ……? 私達が無事にヒーロー稼業を全うしてヒーローを引退したらもう個性なんて無用とは言わないけど使う機会なんて減っちゃうでしょ? おじいちゃんおばあちゃんで個性なんて使ったら体に響くのは請け合いだし…」
「そうだな」
「確かに……」
「でも、その時にデクちゃんがまだ生命力を使いきれずに今の姿のままだったら……みんな、どう思う?」

みんなにそう問いかけるお茶子。
それで全員は想像したのか苦い顔になった。
それはそうだ。
もうみんなおじいちゃんおばあちゃんの中、出久が一人だけまだ20代にもなっていない姿で取り残されているのだから。

「それは……嫌だな」
「うんうん。それは嫌だ。考えたくもない」

一人、また一人と嫌だ、と答える。
それを聞いてお茶子は考えていた案を言おうとする。

「だからさ……もしデクちゃんが一人取り残されてしまうんなら、私達の事を忘れないように、覚えていてほしいという想いをこめてせめて個性だけでもデクちゃんにあげようと思う……んやけど、どうかな?」
「いいと思うよ……でもさ、どうやって個性を譲渡するのか、それが問題だよ? そこはどうすんの、麗日?」
「うん。そこはデクちゃんの『与える』個性が日の目を浴びてくるんよね」

それを聞いていた出久が、

「与えるが、なの?」
「うん、そう……。ある意味裏技に近い行為なんだけど、私達にデクちゃんが『与える』個性を“与える”」
「ッ! まさか!」
「そう。一時的に『与える』個性を使えるようになったらすぐに自分の個性を『与える』と一緒にデクちゃんに丸ごと譲渡する。こうすれば受け渡しはできるでしょ? 与えるもデクちゃんに帰ってくるし一石二鳥だよ!」


私、必死に考えたんだよ!と言わんばかりに腰に手を当てて満足げな顔をするお茶子。
しかし、それで全員は妙案だと悟る。

「ケロ。お茶子ちゃん……とてもいい案だと思うわ。それならしてやれないことはないと思うわ。みんなもそれでいいかしら? これはもしもの案だけど、出久ちゃんにとってはあり得ない話でもないのだから……」
『さんせい!』

クラスの一同が満場一致で納得したのでこうして最悪を想定して今後を生きていく事になった。
そして出久はそんなみんなの思いやりに涙を流しながら「みんな、ありがとう……」と言ったのだった。

その話は出久と親しい洸汰や壊理ちゃんにも行き渡り、母・引子や父・久にも了承される内容だった。















…………そして、出久は全員の死に目が近い時に顔を出して個性を譲ってもらい、個性は思い出の形の結晶となった。
















出久とフォウはそんな事を思い出しつつ、ふととある事に気づく。

『ねぇフォウ? ちょっといいかな?』
『うん……なんとなくイズクの言いたい事はわかるかも』
『うん……なんていうか。ずっとどこかに僕達とどまっていない?』

そう、本来ならあの世にいくものだろう、さっさと進んでいくものだと思われたのだが、一向に進んだ感じがしないのだ。
なにかがおかしい。
そう感じた時だった。




【告。あなた方に生前の功績からギフトがあたえられます】



『『ッ!?』』


そんな、どこからともなく聞こえてくる謎の声に出久とフォウは久方ぶりに緊張をするという体験を味わった。


【あなたが持っている個性と呼ばれるもの。まずは統廃合をしていきます】

「なんて…?」

【『炎術』『爆破』『半冷半燃』『火を吹く』『ネビルレーザー』を統廃合、ユニークスキル『氷炎乱舞』に統合、獲得……成功しました】

「えっ?」

【『爪の伸縮自在』『爪の硬質化』『脚力強化』『身体強化・怪力』『エンジン』『硬化』『シュガードープ』『複製腕』を統廃合、ユニークスキル『金剛怪力』に統合、獲得……成功しました】

「まっ…」

【『叫ぶ事による衝撃波』『イヤホンジャック』『ちょっとした物を引き付ける』を統廃合、ユニークスキル『絶対衝撃』に統合、獲得……成功しました】

「ええ……?」

【『変化』『蛙』『尻尾』『テープ』『黒影』『透明化』『もぎもぎ』を統廃合、ユニークスキル『完全擬態』に統合、獲得……成功しました】

「ちょっ!?」

【『猫の言葉を理解できる』『生き物ボイス』を統廃合し、エクストラスキル『全言語理解&服従』を獲得……成功しました】

「まっ!?」

【『生命力を奪う』『創造』『無重力』『酸』『帯電』『人を巻き戻す』『水流放出』を統廃合し、ユニークスキル『仙術』を獲得……成功しました】

「まって!?」

【個体名:フォウと『与える』『オートヒール』を生前の功績から融合しユニークスキル『治癒者〈イヤスモノ〉』を獲得……成功しました】

「イズク!!」
「フォウ!!?」

【『五感強化』を進化……ユニークスキル『超感覚』に進化……成功しました】
【『許容量キャパ限界を無くす』を進化……ユニークスキル『無限成長』に進化……成功しました】

「もう、なんなの!?」

【以上を持ちまして統廃合と進化が完了しました。そして新たにユニークスキル『妖術』を獲得……成功しました】

「もう、どうにでもして……」

【告。すべてが終了しました。それでは新しい世界でよい旅を……】




そして出久の意識は問答無用で薄れていくのであった……。















そして次に出久が目を開けた時にはどこかの森の中であった。


こうして、出久とフォウの新たな旅が始まろうとしていた。



 
 

 
後書き
…………盛り過ぎました。
stealet様と話し合ってこんなにすぐに話が書けたのはまぁよかったです。
みんなとの思い出も個性として結晶化していますから。

個性の割り振りがここが気に入らないというのがありましたらすぐに言ってください。修正します。




まだプロットはそんなに練っていませんので当分はヌルヌル更新かもです。

よろしくお願いします。 
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