| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

7

 
前書き
キリトvsスノー

 

 
僕とキリトのデュエルはキリトの一撃から始まった。

「くらえ!スノー!」

二刀流突進ソードスキル『ダブルサーキュラー』による二本の剣撃が僕が襲う。しかし僕はそれをあざ笑う様に妖精の翅を使って上空に飛ぶ。キリトの突進による攻撃はそのまま空を切る。

「⁉︎」
「ダメだよ♪ここはALOだ。SAOの様に地上戦オンリーじゃないだよ♪」

そう空中の僕はキリトに笑いかけると僕に音符が包み込む。そして歌を歌う。

「素晴らしい夜を魅せて?♪」

『奇跡の音符』による魔法の雷のナイフが一斉にキリトを取り囲む。

「こんなもの!」

キリトはなんと二刀流で全方位から来るナイフを一本、一本切り落とす。僕はそれを見てニヤッとする。

「なるほどー!昔見たいに『奇跡の音符』だけじゃ勝てないのか!…なら!」

僕はそのまま空中から落ちる速度も合わせて一気にキリトに向かって突っ込む。

「〜♪」
「クラシックか…!」

僕はクラシックの一つ。ピアノソナタ『月光』を口笛で吹きながらキリトに剣撃を浴びせる。そしてさらに僕の後ろから音符のマークが3つ出てそこから青白いビームが放たれる。

「…舐めるな‼︎」
「⁉︎」

しかしなんとキリトはエクスキャリバーの剣の刃を『月光』によるビームを弾き飛ばして見せたのだ。そしてもう一本で僕の雷鎚ミョルニル。
…あれがこの前言っていたシステム外スキル『魔法破壊(マジックブラスト)』か。
魔法の攻撃ドットを剣で反応させ、魔法を壊す技。
キリトは二本の剣で僕は雷鎚ミョルニルと鍔迫り合いになる。それ以上にこれは…!

「なるほどね…。キリト…お前の本当の目的は…!」
「そう!スノー!お前の一番の強みは魔法と大鎌のコラボレーションだ。なら魔法と大鎌を(・・・・・・)分断させればいい!」
「…。」

…なるほど。今、仮に前にコンコンにやった不意打ちを食らわせてもキリトの反射神経で僕が魔法を発動させても強制的に壊す気か。

「なるほど…ね!」

ガキィン!

僕は鍔迫り合いの状態を切り払いで距離を取る。
そうするとキリトは二本の剣構え直して。

「終わりだ。スノー。お前の魔法、剣技、そしてそのコラボレーションを封じればお前に勝機はない!」
「…ふ。」
「…?」

キリトが不審そうに僕を見る。

「ふふ…あはははは♪!
僕に勝機は無いだって⁉︎ご冗談を⁉︎」

僕はそう言い放つキリトを見て笑うしか無かった。するとキリトはさらに睨みつける。

「強がっても無駄だ。お前の戦闘はよく知ってる。」
「そう、よく知ってる。だけど知らない。」
「何…?」

僕は大鎌を再び構え直し。キリトに教師の様に説明する。

「僕も、君も何かをする時はどんなに集中しても5割くらいしか本気を出せないのさ♪…どんな奴でもね。」
「それがどうした!」

キリトは叫ぶが僕は何も喋らず笑って返す。そして直ぐに真顔になる。

「みんな勘違いしすぎだよ。
僕の強さが魔法?剣技?スキル?そんなの飾り。そんな飾りを使うよりも強い…純粋な力…。見せてあげるよ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「みんな勘違いしすぎだよ。
…魔法?剣技?スキル?そんなの飾り。そんな飾りを使うよりも強い…純粋な力…。見せてあげるよ。」

そうスノーが言うとスノーの目のハイライトがふっと…。

消えた。

「…無考。」

スノーがそう言い放つと…。さっきの3倍の速さで突っ込んでくるスノーがいた。

「な⁉︎」
「...。」

俺は慌てて二本の剣で対応しようとするが…。それ以上の速さで大鎌が俺の身体を捉える。

「くっ⁉︎」

俺はカウンターを入れる為に二本の剣でキリトを切り飛ばす為にソードスキルのモーションに入ろうとするが…。

「無駄。」

スノーの大鎌が目に見えない速度で俺のエクスキャリバーをもつ腕を切り飛ばす。さらにあっと言う間にもう一本の腕も切り飛ばされ。
大鎌の刃が俺の首元に突き付けられた。
俺はググッと奥歯を噛み締めながらも一言。負けを認める言葉を言い放つ。

「…リザイン。」
「…そう。」

スノーにwinerの文字が出る。
するとスノーはまるで糸の切れた人形のように倒れ込んだ。

「スノー⁉︎」
「大丈夫だよ。」

倒れ込んだスノーが直ぐに目を開いた。しかし力が入らないらしく倒れ込んだ姿勢のままだ。

「やっぱりキツイな…。『無考』は。」
「『無考』?」

おそらくさっきの速度などが大幅に上がった技だろう。しかしそんなスキルあったか?

「スキルじゃないよ?」

するとスノーが説明し始めた。

「よく火事場の馬鹿力ってことわざがあるでしょ?人間ピンチのときに自分の力以上の事ができる…。その火事場の馬鹿力…人間の100%の力を出す技だよ。
…まあ、ピンチになったら人間誰でも出来るからね。僕はその100%の力を出すドリガーを緩くしたんだ。…まあいつでも出来るわけでじゃないし。使った後の反動で身体全体が疲れるし、脳もキツイ。」

するとスノーはようやく起き上がると。俺を見て。

「コンコンと僕の関係教えてあげるよ。」
「え…。」
「ただ。お願いがあるんだ。…それが終わったら教えてあげるよ…。」

そう言ってスノーはふらふらとして…『お願い』を話し始めた。 
 

 
後書き
確か…こんな感じ!
スノー「作者!うろ覚えでよく書けるね…。」
サルベージしたデータあるとは言えこれはキツい。
スノー「頑張って…。」
次回もよろしくお願いします。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧