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オズのケーキ

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第九幕その三

「街並みも面白かったしね」
「いい街ですよね」
「動物園にも行ったし」
 大阪の街の中のです。
「前の公園にもね」
「動物園の前のですね」
「あそこもいいわね、道頓堀にも行ったし」
 大阪のです。
「蟹や河豚の看板も見たわ」
「どれも凄いですよね」
「動く蟹に看板なんて」
 それこそと言うのでした。
「誰が考えたのかしらね」
「物凄く大きくて」
「それで動くから」
「最初見たら驚きますよね」
「全くよ、勿論蟹も河豚も食べたわ」
 そのどちらもというのです。
「美味しかったわ、とてもね」
「蟹に河豚ですか」
「オズの国の河豚は毒もないしね」
「安心して食べられますね」
「そうしたわ、アイスキャンデーもね」
 こちらもというのです。
「食べたしね」
「北極の」
「それにお椀が二つある善財も食べたし」
「大阪を満喫されたんですね」
「そうしてきたしまたね」
「行かれたいですね」
「そうしたいわ」
 こうしたお話をしつつです、ナターシャ達五人は今はフェアリーの国のアスレチックを楽しみました、そして。
 フェアリーの女王と六人の大臣の娘達はケーキが作ってくれたおやつを楽しく食べていました、そのおやつはどういったものかといいますと。
 アイスキャンデーです、七人の妖精達はそのアイスキャンデーを食べて言いました。
「冷たくて甘くて」
「凄く美味しいですね」
「私達に程よい大きさですし」
「色も奇麗ですしね」
「しかも味も色々あって」
「いいアイスキャンデーですね」
「本当にそうですね」
 七人でこうお話しながら食べます、そしてです。
 その中で女王はこう言いました。
「これは大阪のキャンデーね」
「北極のアイスキャンデーですね」
 アイリが女王に答えます。
「あのお店のキャンデーを再現したとか」
「種類もそれらしいですし」
 カヤが続きます。
「大きさは私達に合わせてくれて」
「そうして作ってくれたもので」
 ミユは白いそれを食べています。
「こうして今食べていますね」
「アイスクリームもいいですが」
 それでもと言うミナミでした。
「アイスキャンデーもいいですね」
「こうして舐めていますと」
 マユはヂョコレート色のアイスキャンデーを食べています。
「それだけで幸せになれますね」
「そういえば私達アイスクリームはたべますが」
 ナナミも女王にお話します。
「アイスキャンデーはあまり食べてないですね」
「そう思ってなの」
 作ったケーキは自分の大きさに合わせたそれを食べています。
「作ってみたけれど」
「正解ですね」
「物凄く美味しいです」
「アイスクリームもいいですが」
「アイスキャンデーもいいですね」
「そうよね、冷たいお菓子も色々種類があって」
 それでというのです。
「アイスキャンデーも美味しいから」
「そうですね、これはです」
 女王はオレンジ味のものを食べながら言いました。 
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