ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
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覚醒
???
『・・・・・ついに始まりおったか。』
モニター越しで人影は、ゼロの戦闘を見る。
『お止めにならないでよろしかったのですか?』
『言うことを聞かん奴にはお灸をすえなきゃなるまい。ワシが丹精込めて作ってやったというのに・・・・・・・親不孝者めが!これではフォルテよりもたちが悪いわ!それにあの小娘じゃ!よりによってロックマンの模造品のようなものと馴れ馴れしくしよって!』
『・・・・ドクター・・・・・』
『あんな小娘と結婚なんぞさせんぞ!親としてこのワシが許さん!』
『・・・・・・・えっ?そ、そちらの方に行くのですか・・・・?』
『当ったり前じゃ!ロックマン&ゼロのごちゃ混ぜコピー娘に最高傑作の息子はやらん!!くっ付きたければ一からワシが改造し直してやるわ!!』
『・・・・・・』
人影が別の事で怒っているのを見てシャドーマンは何とも言えない複雑な表情になるのであった。
零空間 生誕
「行くぞ!サイコダッシュ!!」
シグマは背後に複数の残像を発生させながらエックスたちに急接近する。
「みんな別れろ!」
エックスの指示で四人はシグマの攻撃を避けるように分散する。
「クレッセントショット!」
「ストックチャージショット!」
「「ダブルショット!!」」
「フン!遅いわ!」
四人同時に発射した光弾をシグマは易々と回避する。今回のシグマの姿 サイコシグマは、白と黒を基調とした精巧なボディで防御力と攻撃力を追求した過去のボディとは違い、機動性を重視した細身となっている。しかし、完全に捨てたわけではなく、その体からは異様なほどの邪悪な気配が溢れている。
「ヘルスパーク!!」
シグマは両腕から電撃を発し、球体にすると四人に目掛けて飛ばす。
「ディフェンスシールド!!」
マーティはエックスの前に立ち、防御シールドを展開する。ゼロとアイリスは壁蹴りした後にエアダッシュをし、シグマに向けてセイバーを振り下ろす。
「龍炎刃!!」
「断地炎!!」
「ぬっ!?」
二人の攻撃をシグマは僅かながら掠るものの、瞬間移動で回避する。
「!?奴は・・・・・」
「ここだ!」
「なにッ!?」
シグマはエックスとマーティの背後に回り込んでいた。
「いつの間に!?」
「ヘルブレイド!」
「くっ!マーティ!」
エックスはガイアアーマーに切り替えて凄まじい破壊力を秘めた衝撃波を食い止める。その威力の前にエックスは危うく吹き飛びそうになる。
「エックス、大丈夫?」
「・・・・・すごい威力だ。こんなもの何回も受けたらアーマーが持たない。」
「クックック・・・・・ならば、どのくらい持つかな?」
シグマは更に追加で衝撃波を放つ。
「エックスはやらせない!!」
マーティは咄嗟にディフェンスシールドをエックスの前に展開するがシールドをもってしても威力を完全に押し殺すことはできず、マーティも後方へ吹き飛びかける。
「くっ!」
「それ・・・・・もっと行くぞ!!」
シグマは更にヘルブレイドを放とうとする。
「させるか!電刃!!」
ゼロはシグマが攻撃を放つ前に彼の懐にまで飛び込み攻撃を仕掛ける。
「ぐおっ!?」
体に電流が流れ、シグマは一時的に体勢を崩す。それをチャンスと見てマーティは、バスターにサンダーチップを挿入する。
「サンダーチャージショット!!」
「ぐうっ!!」
連続の電気の帯びた攻撃でシグマの身体から僅かながら煙が出たように見えた。
「ガイアショット!!」
隙を与えずにエックスはシグマに攻撃を加える。
ガイアアーマーは過去の強化アーマーと違い特殊武器のチャージは愚か使用を封じる代償として通常のバスターよりも高速でチャージをすることができ、同時にフルチャージショットの威力はセカンドのダブルチャージ、フォースのプラズマより上回る。
「小癪な・・・・・・・・」
シグマは自分の周囲にウィルスをバリアのように展開し、再びサイコダッシュで急接近し、体当たりをする。
「うおっ!?」
「きゃっ!?」
シグマにぶつかったことでゼロとアイリスは高く飛ばされる。一見攻撃に変化がないように見えるが威力とスピードは確実に上がっている。
「どうした?私のスピードで動きが見切れなくなったか?」
シグマは四人の背後に瞬間移動し、ヘルブレイドを連続で放つ。エックスたちは回避するものの押されているのは目に見えていた。
「痛・・・・・・」
エックスはヘルブレイドを受けながらもシグマのすぐ近くにまで近づいていく。
「エックス!」
「クックククク・・・・・どういうつもりだ?傷だらけになったところで私を倒すことはできんぞ?」
「・・・・・・だろうな。」
「ん!?」
ボロボロになったエックスはシグマに捕まる。
「何のつもりだ!?」
「捕まえれば逃げられないからな!ガイアインパクト!!」
「ヌオオオッ!?」
近距離からのガイアインパクトにシグマは耐えようとするが掴まれていたこともあって両腕が吹き飛ばされる。
「くう!」
「今だ!ゼロ!」
エックスの合図と同時にゼロとアイリスは、彼の後ろで拳を床に打ち付ける。
「「真・滅閃光!!」」
次の瞬間、エックスはファルコンアーマーに切り替えてシグマから高速離脱し、同時にシグマに複数の強力なエネルギー弾の雨が降り注いだ。
「うおぉおおおおわあああ!?」
シグマの身体を次々とエネルギー弾の雨が貫き、飛ばされたパーツも容赦なく粉砕して行った。貫かれると同時に体の各地の回路がショートを起こし、シグマは全身煙を吹きながら燃え上がる。
「グオオオオ!!」
「マーティ、俺と合わせてくれ!」
「OK!」
マーティはファイアチップを装填してエックスと合わせてバスターを撃つ。
「スピアチャージショット!」
「ファイアチャージショット!」
貫通力の高いスピアチャージショットがシグマの頭部を貫き、ファイアチャージショットは炎に包み、終いにはシグマを大爆発させた。
「やった!」
パーツも残さず燃え尽きたシグマの最期を見てマーティは安堵する。しかし、ゼロとアイリスは警戒を緩めない。
「・・・・いや、まだ早い。奴の邪悪な気配は未だに残っている。」
ゼロが言うと同時に空間そのものが崩壊し、周囲が見えなくなる。
『・・・・・・・クックッククク、やはり最強だな。それだけ強いとどうしても倒したくなる・・・・・・・』
「!?」
暗闇から聞こえてくるシグマの不気味な声にマーティは背筋をゾッとさせてエックスの手を握る。エックスもフォースアーマーに切り替え直して警戒する。
「どこだ!シグマ!隠れていないで出てこい!!」
『クックククク・・・・・・・ここだよ、ここ。逃げも隠れもせん。』
「「「「!?」」」」
暗闇の中から光源が徐々に光を増し、γのような巨体を誇り、自分達四人を上から見下ろすように腕を組んだシグマの姿が現れた。
「ガ、γ!?」
『実は、今回は素晴らしい人物がいてな・・・・・色々とサポートをしてくれたのだよ。尤もコロニー衝突の計画は私の独断だったがな。過去に数え切れない程のロボットを造ったらしく、今から見せる最強のボディも与えてくれた。本来なら完成までまだ少し時間がかかる筈だったがチャモチャ星での先行試作機のデータのおかげでお前たちが来る前に仕上げられたよ。頼もしいパートナー、いや、同士だったよ。誰よりもお前達に対する執着心・・・・・・・頼もしかったよ。・・・・・・そして、エックス・・・・・・・私以外にいたのだよ・・・・・お前を憎む人物が・・・・・・』
「俺を憎む?」
「エックス、コイツの話に乗るな!」
『なあ、ゼロ。ドクターが言っておられたぞ。“ゼロは地上最強のロボット”だと。』
「奴がそうだと言ったとしても俺は望まない。」
『哀れな・・・・・これなら欲望に忠実なフォルテの方が余程利口だな。奴ならばすぐに受け入れるというのに。』
「俺と奴を一緒にするな!」
『まー、いい。お前たちを始末した後にゼロだけを回収すればいいのだからな。死ねい!!』
シグマは巨大な拳を飛ばす。
エックスたちは一斉に回避するが同時に手を開いてイミネントボルトという電流の嵐を発生させる。
「きゃああっ!?」
「マーティ!」
ディフェンスシールドを貫通して電流がマーティを襲う。エックスは攻撃を止めるべくファルコンアーマーに切り替えてシグマの額に向けてチャージを行う。
「スピアチャージショット!!」
スピアチャージショットはシグマの顔に命中するがダメージを受けている様子は見られない。
『γの時のようにうまくいくと思っているのか?その程度では私は倒せん!!」
シグマは一旦右腕だけ戻すとエックスのものとは比べられない規模のプラズマチャージショットを発射する。
「ガイアアー・・・・・・間に合わない!?グワアアアアアア!?」
ガイアアーマーに切り替えようとするエックスはプラズマに呑まれ、吹き飛ばされる。
「「三日月斬!!」」
続いてゼロとアイリスが同時にシグマの顔に攻撃する。
『フン、無駄だ!プレイスメント・サイコ!』
シグマは、ゼロとアイリスの目の前に紫色の立方体を連続で発生させ、取り込ませようとする。
「くっ!」
ゼロは必死に避けるが避けた先に立方体が出現する。
「なっ!?」
「ゼロ!!」
取り込まれそうになった寸前でアイリスがゼロを突き飛ばして身代わりになる。
「アイリス!」
「きゃああああああああああ!!」
「アイリス!!」
立方体内で発生する攻撃でアイリスは一瞬にしてボロボロになり、床へ落ちる。
「よくも・・・・・・・よくもアイリスを!!」
『何故怒るゼロ?これはお前が蒔いた種でもあるんだぞ?お前が覚醒していれば彼女もこうならずに済んだ。』
「黙れえぇぇええええええ!!!」
ゼロは、バスターを変形させて発砲する。
「真月輪!!」
『ぬう・・・・・・・』
連続で発射される真月輪を顔に当てられてシグマは一瞬怯む。
『・・・・・・・・いいぞ、ゼロ。もっと怒れ・・・・怒れば怒るほどお前は自分を取り戻すのだからな・・・・・・』
「!?」
シグマの言葉にゼロは内心恐れを感じる。その隙をついてシグマは左腕を戻してゼロを捕まえる。
「ぐっ!?」
『このまま握りつぶされるか?それとも目を覚ますか?どっちがいいのだろうな・・・・・・・クッククク。』
握る力を強くすると同時に高圧電流をゼロに流し、シグマは笑う。
「ぐ、ぐああ・・・・・あああああ・・・・・・・・!!」
『辛かろう・・・・・どうする?まだ、抵抗できるか?』
悶え苦しむゼロを楽しむように見るシグマ。
「・・・・ガイアショット!」
『ん?』
シグマの頭部に強力なチャージショットが命中する。飛んできた方を見るとそこにはガイアアーマーを装備しながらもヨロヨロと今にも倒れそうなエックスの姿があった。
「エックス・・・・・・・」
『ほう、あの攻撃を受けて生きていたのか。褒めてやるぞ、エックス。だが、今の私の前ではお前は人間に駆逐されるネズミにも劣るのだ。』
「・・・・・ハア・・・・・ハア・・・・・・」
ファルコンアーマーの犠牲で立ち上がってはいられるものの、既に弱っていた。それでもエックスは、シグマに向かってガイアショットを発射する。
『無意味なことを。』
シグマは体をプログラム化し、ガイアショットを無力化する。
『ワイルドリーエネルギー!』
シグマは目から四つの電撃弾を発射する。エックスはどうにか避けようとするが追撃式になっている電撃弾は次々と命中していく。
「うぅ・・・・・・」
『既にウィルスを受けたそのボロボロの身体ではもはや抵抗できまい。』
そして、エックスの真上にプレイスメント・サイコを無数に発生させ、それを一つにまとめる。
『クラッシュダウン・サイコ !!』
立方体をそのままエックスの元へ降ろし、彼を圧し潰す。エックスは避けることなく下敷きになり、立方体の下からエネルギーが血のように流れる。
「エックス!!」
『呆気ないものだな・・・・・・・100年続いた因縁がこうも呆気なく終わるとは。』
「・・・・・・・・」
ゼロは立方体が消え、血の池の中で動かなくなったエックスを見る。
そして、近くで倒れているマーティとアイリスも。
「・・・・・俺のせいで・・・・・・・」
『そうだ。お前のせいだよ、ゼロ。お前とかかわったばかりにこんな最期を迎えたのだ。』
「・・・・・・・」
ゼロは抵抗するのをやめた。
『クッククク・・・・・・・なあに、心配することはない。お前も一緒に死ぬのだからな。お前の場合はすぐにドクターの手で復活すると思うがな。』
シグマはゼロを放すと電撃弾で攻撃する。ゼロは抵抗することなく攻撃を受け、床に落ちる。
(俺がいなければ三人をこんな目に合わせる事はなかった・・・・俺がフォルテに倒されていればエックスたちまで死なすことはなかった・・・・・・なのに・・・・・・なのに・・・・・・)
(それは・・・・違う・・・・・・)
(!)
ゼロは意識を失いかけた状態から我に返る。体を起き上がらせるとそこには傷つきながらも起き上がろうとするアイリスの姿があった。
「貴方のせいじゃない・・・・・・・私たちは・・・・・みんなの意思でここに来た・・・・・ダカラ・・・・・ゼロのせいじゃない・・・・・・」
「アイリス・・・・・・・」
『ん?まだ、動ける者がいたか。』
シグマはアイリスに向かって電撃弾を発射する。アイリスは起き上がって迎撃しようとするがよろけて体勢を崩す。
「うっ・・・・・・」
「アイリス!」
ゼロは彼女の盾になって電撃弾を受ける。
「グウウッ!?」
「ゼロ!」
ダメージを受けて膝をつくゼロをアイリスは支える。
「大丈夫?」
「・・・・・ハッハハハハ・・・・・」
「ゼロ?」
突然笑い出したゼロにアイリスは驚く。よく見るとゼロの傷が瞬時に修復されていた。
「見てくれよ・・・・・・この空間に入ってからいくらダメージを受けても俺だけは直っていくんだ。自分の意思に関係なく・・・・・・・・」
「ゼロ・・・・・・」
アイリスも自分の体を見るとゼロ同様のことが起こっているのに気がついた。あれほど重傷を負ったにもかかわらず、倒れているエックスとマーティと違い、起き上がってこれたのだから。そして、何よりもゼロの顔が悲しく見えた。
「・・・・・・許してくれ、アイリス・・・・・・こんな俺と付き合っていたばかりに不幸なことばかり巻き込んでしまった。・・・・・・・俺がいなければ・・・・・カーネルもジェネラルも死なずに済んだ。・・・・・俺が作られなければこの世界は・・・・・・・」
「・・・・・・・・そんなことないわ。」
「えっ?」
アイリスの真っ直ぐ向けるまなざしを見てゼロは顔を上げる。
「ゼロがいなかったら私はずっと兄さんのところでただ、自分に与えられたことを実行するだけの存在になっていたかもしれない。エックスやみんなと出会って今の世界について向き合おうとしなかった。・・・・・・ゼロを好きになるなんてことも無かった。みんなゼロがいたからここまで来れたの。私だって。確かにゼロはこの世界に災いをもたらしてしまったのかもしれない・・・・・でも、ゼロのおかげで守ってこれたのもあるのよ。」
「・・・・・・・」
「それに私は貴方にいなくなってほしくない・・・・・・・愛しているから。」
「・・・・・・・アイリス・・・・・・」
アイリスの言葉を聞いてゼロは、涙腺から涙が出た。普段ならあまり出ることがない自分の涙。それが初めて流れた。
「う、うぅ・・・・・・・・・」
ゼロはアイリスを強く抱きしめた。同時に何か吹っ切れたのか鼓動が高まり、体から力が漲ってきた。
“思い出せ、自分の本来の役目を”
どこかから懐かしいような声が聞こえてくる。だが、それとは違って別の想いがあった。
確かにこの力は自身は愚か彼女すら破滅へと追いやるのかもしれない。
だが、今だけはその力を仲間・・・・・・そして、自分を愛してくれた彼女のために使いたい。
ただ、それだけだった。
「俺は、もう・・・・・・・・迷わない。」
ゼロの身体から闘気を発したようなオーラが現れる。同時に自分とアイリスの体色が元に戻り、アイリス自身も同様のオーラを纏った。
「ゼ・・・・・ゼロ・・・・・」
何とか意識を取り戻したエックスはアーマーを解除して起き上がろうとしながら二人を見る。
「な・・・・・なに・・・・あれ・・・・・・」
それは同時に目を覚ましたマーティも同じ意見だった。
確かにいつもと変わらない二人。
しかし、どこかが違う。
自分たちの知らない・・・・・初めて見る・・・・二人・・・・・・・。
???
『おぉ!おぉ!?ついに目覚めおったかゼロ!!』
その場をモニターで確認していた人影は興奮していた。
『ついに・・・・・・ついに覚醒した!いいぞ!ゼロ!すばらしい!超すばらしいぞ!!えらい!すごい!かっこいい!!』
『あ、あのドクター・・・・・』
興奮している人影に対してシャドーマンは少し困った顔をする。
『なんじゃシャドーマン!?こんな時に!』
『ゼロのシステムなのですが・・・・・』
『ん?正常に作動しておるんじゃろう?今にあのエックスを・・・・!?』
人影は、ゼロのデータ情報を見て驚く。
『こ、これはどういうことじゃ・・・・・・・・・・・』
そこには「エラー」と言う表示が出ていた。それも一か所だけではなくほぼ全域に達していた。
『どういうことなんじゃ!?システムは正常に稼働しておるはず!なのに、何故エラーが発生しておるんじゃ!?エラーが発生しておればゼロは緊急停止するように設定してあるはず!なのに何故動いておるんじゃ!?』
『・・・・・・進化の可能性。』
『!?』
『Dr.ライトの秘密研究所跡地から収集したライト自らが残したメッセージの一つにあった言葉です。』
『そんなバカな・・・・・・・ゼロが・・・・・・ゼロがワシの意に反しているとでもいうのか・・・・・自らの運命を覆そうというのか!?』
『・・・・・わかりません。しかも、あのアイリスという女子まで同様の効果が表れています。いくらゼロとパーツや例の回路で共有しているとはいえ、同様の連鎖が起こる筈は・・・・・・』
『・・・・・・』
『ドクター?』
『・・・・フッ、フッフッフッフフ・・・・・ハッハッハッハッハッハッハ~!!面白い!』
『?』
ゼロの姿を見ながら笑う人影に対してシャドーマンは首を傾げる。
『流石、わしの最高傑作!ワシの意に反するとは・・・・・クッククク。面白い、ならばとことん足掻いてみせい!!!』
人影は笑いながら言う。
それはかつて100年前の彼の姿に重なっているようにも見えた。
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