おぢばにおかえり
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第五十九話 先輩と神戸でその二十五
「それが何か」
「ちっちお友達多いからね」
「だったらいいですね」
「そう、お友達が沢山いることもいいことだけれど」
「何かあります?」
私はピータンを食べながら尋ねました、こちらも大好きです。色は最初見た時何これと思いましたけれど。
「他に」
「あの子と一緒に行ってね」
「あの子っていいますと」
「だから同じ奥華の後輩の子よ」
「阿波野君ですか」
そう言われてわありました。
「あの子ですか」
「そう、彼ともね」
「一緒にですか」
「色々なところも行ってね」
こう私に言うのでした。
「いいから」
「先輩も阿波野君のことよく言いますね」
「私もなの」
「そうです、家族もそうですし」
お父さんお母さんも妹達もです。
「後輩の娘達も。それで奥華の人達も」
「本当に皆なのね」
「それで先輩もですか」
「ちょっとね」
先輩は私に優しい笑顔で言ってきました。
「彼と仲良くなるとちっちに凄くいいと思うから」
「阿波野君とですか?」
「そう、だからね」
それでというのです、
「彼と仲良くしてね」
「それで色々な場所にですか」
「行くといいわ」
「そうですか、明日はその阿波野君と会うんですが」
「おもてなししてあげてね。何ならね」
先輩はこうも言われました。
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