オズのケーキ
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第三幕その六
「それで汗をかいています」
「じゃあ私もね」
「私も」
恵梨香も言ってきました。
「ナターシャに言われて入ってみると」
「気持ちいいでしょ」
「ええ」
恵梨香はナターシャに笑顔で答えました。
「本当に」
「たっぷり汗をかいて」
「そしてよね」
「身体に悪いものも出して」
「すっきりするのね」
「それがサウナなの、汗が流れて身体の汚れも落としてくれるし」
こうした要素もあるというのです。
「サウナはいいの、そして熱くなり過ぎたら」
「そこで水風呂にも入って」
「また身体の汚れを落として」
「身体も冷やして」
「またサウナに入ってもいいし湯舟にもね」
そちらのお風呂にもというのです。
「入ってもいいわね」
「そうしましょう、勿論身体を洗うこともね」
このこともというのです。
「いいから」
「それじゃあね」
「温泉をね」
「ここでも楽しむべきね」
「そうよ」
是非にと言ってでした、そしてでした。
女の子三人で温泉を楽しんで、でした。皆すっきりしてからそのうえで温泉を後にして旅を再開しました。
皆服はそのままですがすっきりして清潔になっています、教授はピカピカになった感じでにこにことして言いました。
「いやあ、本当にお風呂はね」
「いいよね」
応えるモジャボロはお鬚も奇麗になっています。
「身体だけでなく心も洗われる感じで」
「すると頭もね」
「よく回る様になるね」
「しかも」
教授はさらにと言いました。
「頭がすっきりするから本も」
「それもだね」
「よく詠める様になるからね」
「読んでも頭に入るね」
「すいすいとね、だからね」
「尚更いいね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「お風呂はいいんだよ」
「そうだね」
「シャワーもね」
これもというのです。
「いいけれどね」
「もっとすっきりしたいなら」
「やっぱりお風呂だね」
「こちらだね」
「お風呂に入ると」
王女も言います、王女も何もかもが洗濯されたみたいに奇麗になっています。
「本当に何もかもがね」
「すっきりするね」
「王女も」
「ええ、お陰で気分も一新されたから」
それでと教授とモジャボロに応えました。
「だからだね」
「王女も大好きだね」
「そうよ、じゃあ気持ちよくね」
「クマセンターにね」
「向かい続けるね」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
一行でクマセンターに向かっているとそこに、でした。
フェアリーの女の子、藍色の髪の毛と目の娘が飛んできました。蝶々の羽根に赤い奇麗な薔薇のお花で作ったドレスを着ています。
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