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第四章

「乗馬やフェシングですね」
「どちらも好きですわ」
「読書は純文学や政治のもので音楽はクラシックですね」
「どれも好きですわ」
「私は両親はパブを経営しています」
 ベルファストのというのだ。
「好きなスポーツはラクロスと水泳です」
「毎日泳いでいますね」
「好きなので」
「屋敷のプールでそうしていますわね」
「お嬢様もよく泳がれますが」
 メグは毎日泳いでいるのだ、そこまで水泳が好きなのだ。
「私はいつもですね」
「ですわね」
「はい、それに」
 メグはエリザベスにさらに話した。
「読書は推理やSFが好きですし漫画もです」
「わたくしも漫画は読みますわ」
「少女漫画ですね、私は少年漫画です」
 そちらを読むというのだ。
「日本のものも」
「日本の漫画はいいものが多いですわね」
「ですがジャンルは違います」
 読むそれはというのだ。
「そして好きな音楽はロックです」
「つまり全く違うと」
「しかもお嬢様はお兄様と弟様に囲まれてますわね」
「ええ、三人兄妹の長女ですわ」
「私は三人姉妹の長女です」
 同じ長女でもそこが違うというのだ。
「一番上です」
「女の子達の中で」
「女の子も三人いますと」
 どうかとだ、メグはさらに話した。
「もう常に修羅場です」
「そうですの」
「貧しくはなかったですが」
 それでもというのだ。
「家の中に女の子がいつも三人です」
「ご両親と一緒に」
「妹達の面倒を見ないといけなく」
 メグはさらに話した。
「喧嘩もです」
「ありますの」
「いつもでした」
 姉妹同士のそれもというのだ。
「そんな中の長女でした」
「同じ長女でも違いますのね」
「お嬢様はお兄様や弟様と喧嘩されたことはありますか」
「ありませんわ」
 エリザベスは即座に答えた。
「お兄様はいつも可愛がって下さってくれて」
「いいお兄様ですか」
「優しくて頼りになる」
「そして弟様もですね」
「いつもわたくしを慕ってくれて可愛い」
 そうしたというのだ。 
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